西武鉄道、伊豆箱根鉄道、近江鉄道は12日、各社で現在運行中の「赤電」をデザインした硬券きっぷ6枚の乗車券セット「西武グループ『赤電コラボ』記念乗車券」を発売すると発表した。

  • 西武鉄道で運行中の「赤電」

「赤電」はレッドとベージュのツートンカラーに塗り分けられた電車の通称で、1960年代から1990年代まで西武鉄道で活躍。現在は西武グループ各社で当時の赤電の塗装を施した電車を復活させており、近江鉄道では創立120周年を記念し、2016年6月から同社全線で運行開始。西武鉄道は2017年12月に多摩湖線・多摩川線で、伊豆箱根鉄道も大雄山線開業90周年を記念して2016年10月から運行開始している。

今回発売される記念乗車券は、9月29日に開催される「近江鉄道グループありがとうフェスタ2018」(彦根駅西口)会場内にて、各社バージョンの記念乗車券を3種1組にして50組限定で発売(1組3,000円)するほか、西武鉄道・伊豆箱根鉄道・近江鉄道の各社バージョンを先行発売(1セット1,000円)する。

  • 伊豆箱根鉄道(大雄山線)で運行中の「赤電」

  • 近江鉄道で運行中の「赤電」

  • 「西武グループ『赤電コラボ』記念乗車券」西武鉄道バージョンのデザイン

10月3日に西武鉄道バージョンを萩山駅・国分寺駅・武蔵境駅、伊豆箱根鉄道バージョンを小田原駅・大雄山駅、近江鉄道バージョンを彦根駅・八日市駅・近江八幡駅・貴生川駅でそれぞれ一般発売(1セット1,000円)。発売数は先行発売分を含め、西武鉄道バージョンが2,500セット、伊豆箱根鉄道バージョンが500セット、近江鉄道バージョンが500セットとされ、なくなり次第、販売終了となる。