テレビ朝日の赤津一彦編成部長が5日、東京・六本木の同局で行われた10月改編説明会で、4月クールに放送されたドラマ『おっさんずラブ』について、「正直言って想像以上の盛り上がりがありました」と振り返った。

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    (左から)林遣都、田中圭、内田理央

視聴率の面では、全平均4.0%と決して高い数字ではないが、最終話で5.7%まで上昇し、放送枠の『土曜ナイトドラマ』としては過去最高をマークした『おっさんずラブ』(視聴率は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

この最終話の見逃し配信は同局史上最高の120万回を超え、DVD&Blue-ray(10月5日発売)の予約数も同局最高を記録。オフィシャルブックが発売され、あす6日からは『おっさんずラブ展~君に会えてよかった。~』(GALLERY X BY PARCO)も開催されることになっており、「あらゆるジャンルで、『おっさんずラブ』はご支持をいただく盛り上がりをしている」(赤津氏)と評価した。

『おっさんずラブ』に続いて現在放送中の『ヒモメン』(毎週土曜23:15~)も、初回の見逃し配信は75万回と、今クールの同局ドラマトップに。昨年10月にスタートした新たなドラマ枠で徐々に成果が出始めており、赤津氏は「いろんなメディアにコラボレーションすることで、広がりを見せる取り組みをある意味実験的にしている最中でして、この『土曜ナイトドラマ』という枠で、何か面白いもの、みんなと共有したくなるドラマが放送される期待感を、視聴者の皆さんに抱かせることができているのかな」と手応えを述べた。

そんな同枠では、次の10月クールに木村佳乃主演『あなたには渡さない』を放送。赤津氏は「こちらも若年層から高齢層まで、幅広い層がのめり込んで見てもらえるようなものにしたいと思っています」と意欲を示している。