しなの鉄道、JR東日本、えちごトキめき鉄道は27日、信越本線(軽井沢~長野~関山間)開業130周年記念イベントを開催すると発表した。「信越線開業130周年記念号」をはじめとする記念列車を運行するほか、しなの鉄道・JR東日本・えちごトキめき鉄道の駅をめぐる駅スタンプラリー、信越本線のこれまでの歴史や走行した車両、鉄道関係の資料等を展示する記念パネル展などのイベントを実施する。

  • 「信越線開業130周年記念号」は189系で運行(写真は2015年3月撮影)

記念列車「信越線開業130周年記念号」は189系を使用して10月13日に運行。長野駅から軽井沢駅へ向かい、軽井沢駅で折り返して長野駅を通過し、黒姫駅まで運行する。車内では地域の人々からのおもてなしとして、ハンドタオルやクリアファイル、缶バッヂなどのプレゼントを用意。軽井沢駅では沿線自治体のゆるキャラによる送迎、長野駅・上田駅・軽井沢駅では「信越線開業130周年記念号」出発式も行われる。

「信越線開業130周年記念号」への乗車はびゅう旅行商品の購入が必要(きっぷのみの販売は行わない)。長野~軽井沢間・軽井沢~黒姫間の往復コースの旅行代金は大人7,500円(こども5,700円)。なお、片道コースは長野県在住者限定となっている。

その他の記念列車として、10月20日に「信越線130周年記念リバイバル号&信越線130周年記念リバイバル115系リレー号」、10月27日に「信越線開業130周年記念 なつかしの189系メモリアル号」が運行される。

「信越線130周年記念リバイバル号&信越線130周年記念リバイバル115系リレー号」は、軽井沢駅から豊野駅までは189系の「信越線130周年記念リバイバル号」に乗り、豊野駅で「信越線130周年記念リバイバル115系リレー号」に乗り換えて高田駅へ、高田駅で折り返して上田駅まで運行する。乗車には、乗車する区間に有効な乗車券類が必要となる。

「信越線開業130周年記念 なつかしの189系メモリアル号」は、長野駅から軽井沢駅へ向かい、軽井沢駅で折り返して長野駅まで運行する。きっぷのみの発売は行わず、軽井沢駅で途中下車した時間の過ごし方が異なる3つのびゅう旅行商品を用意。碓氷峠の史跡を巡るコース(40名)、碓氷峠鉄道文化むらを見学するコース(40名)、自由に行動できるフリーコース(200名)を選択できる。

駅スタンプラリーは10月1日から12月15日まで開催。スタンプ設置駅に置いてある専用パンフレット兼スタンプ台紙に各駅のスタンプを押印し、期間内に郵送で応募すると、鉄道グッズや地元ゆかりの特産品などをプレゼントする。記念パネル展は10月13日から12月16日までの期間、「ステーションビルMIDORIりんごのひろば」をはじめ、妙高高原駅、黒姫駅、牟礼駅、豊野駅、屋代駅、坂城駅、田中駅、小諸駅、御代田駅、軽井沢駅、上田駅で開催。各展示場所により展示期間や展示内容が異なる。

他にも10月13日に長野駅などで「長野駅開業130周年記念『鉄道の日』フェア」、10月27日に長野駅で「長野駅開業130周年記念ミニコンサート『30分の音楽会』」、開業130周年を記念した記念入場券の発売、ホテルメトロポリタン長野の館内レストランにて信越線開業130周年記念特別メニューの提供や特別宿泊プランの販売などが実施される。