現在公開中の映画『劇場版 仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)/快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(アン フィルム)』の「大ヒット御礼!!応援上映会」が20日、東京・丸の内TOEIで開催された。イベントには、桐生戦兎/仮面ライダービルドを演じる犬飼貴丈、万丈龍我/仮面ライダークローズ役の赤楚衛二、夜野魁利/ルパンレッドの伊藤あさひ、朝加圭一郎/パトレン1号の結木滉星が駆け付け、息の合ったトークを繰り広げた。

  • 左から赤楚衛二、犬飼貴丈、伊藤あさひ、結木滉星

映画は、平成仮面ライダーシリーズ第19作目で、テレビ放送ではついに最終回を迎える『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系 毎週日曜午前9:00~)と、スーパー戦隊第42作目にして史上初、1つの番組の中に2組のスーパー戦隊が登場する異色作品『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系 毎週日曜午前9:30~)の劇場版最新作。テレビシリーズでも大きな反響を呼んでいる二大ヒーロー初の単独映画となる。

まずは映画のキャンペーンで各地をまわった彼らに、MCから出身地にヒーローとして"帰ってきた"ことについて質問が飛んだ。

犬飼は、「地元である徳島に、仕事で帰るのは変な気持ちでした。うれしくもあり恥ずかしくもあり……。実は、母親が最前列で見ていたのですが、目を合わせずずっと奥のほうばかり見ていました」と告白。続けて赤楚も、「地元名古屋に行くことができてうれしかったです。僕も家族が最前列にいたので、なるべく上の方を見ていました」と明かしてくれた。

和歌山に一時期住んでいたという伊藤は、「和歌山マリーナシティのヒーローショーのクオリティが高くて誇らしかった」と地元愛を語った。さらにローカルCMの曲をアカペラで歌ったそうで、「思ったより反応があり、うれしかった」と振り返った。大分県出身の結木は、「小さなころはヒーローに会いに行く立場だったのが、今度はヒーローとして行くことができてうれしかった」と感慨深く語った。

今回のイベントが"応援上映"ということもあり、「応援してほしいポイント」の話になると、犬飼は「映画は戦兎が追い込まれる話なので、追い込まれる戦兎を応援してほしい」とコメント。赤楚も「ビルドが逃げ回るシーンでは、必死に逃げているので、ぜひ『戦兎、逃げろ!』と言ってほしいですね」と相棒を思いやると、これには犬飼から「あれ? デジャヴ?」とテレビシリーズを踏まえたツッコミが入っていた。

そして伊藤は、「映画では変身シーンがカッコよく仕上がっているので応援してほしい」とポイントを上げ、さらに「ロボ戦も見てほしい」と追加。すると結木から「濁点多めでお願いします!」とリクエストが入った。加えて結木が「Wレッドの共闘のシーンはややこしいので、『圭一郎』だけで満足です(笑)」と呼びかけると、伊藤も負けじと「魁利もお願いします……」とWレッドでの応援を希望した。

映画を見て気づいた『ビルド』と『ルパパト』の違いと共通点に話が及ぶと、伊藤は、「『ビルド』の映画はエキストラさんの多さと、引きで見せる画も多いなと思いました。そして笑いから涙まで詰まっている。共通点は、ビルドたちも誰かのために戦っているところです」と的確にコメント。その完璧なコメントに、結木は「全部言われてしまった」と少し悔しがりつつも、「ビルドはみんなの明日を守るため、警察もみんなの平和を守るため、そこは共通しています」と、パトレンジャーの芯である部分を強調していた。

先日クランクアップを迎えたばかりの『ビルド』チーム。『ルパパト』の二人に向けて、「ヒーロー演じ終えての、先輩からのアドバイス」を求められると、赤楚から「大変だと思うけど、体だけはお大事に」という、リアルな助言が二人に送られた。

イベントでは、ここでサイン入りカラーボールを客席へプレゼントするコーナーに。当日出席できなかったメンバーのボールも含め、声援に応えつつ、次々と客席へボールを投じていった。

最後は、ファンに向けてひと言。結木は、「10年後、20年後も『ルパパトの映画すごい!』といってもらえるように頑張りました。大ヒットの次はメガヒットを目指します!」と力強いコメント。伊藤は、「イベントを通して、みなさんの『ルパパト』への愛を実感しました。上映はまだまだ続きます。予告する! まだまだみんなのハートをいただくぜ!」と客席をあおった。

さらに赤楚も、「エキストラのみなさん、見てくださるみなさんのおかげで、この映画はすばらしいものになりました。この映画はまだまだ終わる気がしねえ!」と熱くキメると、犬飼が「この映画を通じてみなさんと一つに、Be The One(ビー・ザ・ワン)になれれば!」とまとめ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C)2018テレビ朝日・東映AG・東映