お笑いタレントのバカリズムが、日本テレビ系『24時間テレビ41ドラマスペシャル「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語」』(25日21:00ごろ)に出演することが19日、明らかになった。漫画の神様・手塚治虫役を演じる。

001のalt要素

手塚治虫役を演じるバカリズム=フジテレビ提供

『サイボーグ009』『仮面ライダー』『がんばれ! ロボコン』などさまざまな名作を生み出した漫画家・石ノ森章太郎を、Sexy Zoneの中島健人が演じる同作。章太郎の人生を変え、彼の作品の礎となった姉・由恵(木村文乃)との家族愛や絆を描いていく。

漫画好きで知られ、自ら描いた絵をネタにすることでも知られているバカリズムは、“漫画の神様”と呼ばれる手塚治虫を演じるにあたり、「光栄なことです。ありがとうございます。ぼくの“漫画の神様っぷり”をご覧いただければと思います」とコメント。実際に演じて、「ものまねするわけにはいかないですし。自分は自分なりの手塚先生を演じたつもりです。このメガネとベレー帽で手塚先生はおおむね出来上がるので、あとは自分なりに、無理しないで演じようと思いました」と感想を語る。

オファーが来たときは「もう手塚先生の作品は小さいころから大好きだったので本当にうれしかったです。トキワ荘でのお話しも色んな漫画などで読んでいて、トキワ荘マニアと言えるくらい、結構いろいろ知っています。今回のスタジオセットを拝見しても、忠実に再現されていました。どこが誰の部屋かわかるくらい好きだったので、撮影は楽しかったです」と興奮。

また、「僕たちの世代では手塚作品を読んでいる人は周りにいなくて、むしろ自分より上の世代の読者が多かったように思います。ただ僕は手塚作品が好きだったので、結構集めていました。『ジャングル大帝』や、『鉄腕アトム』『火の鳥』など。『ブラックジャック』も読んでいました」と大いに影響を受けたそうで、石ノ森作品にも「(ぴったりの)世代ですから、『仮面ライダー』から『サイボーグ009』など拝見していました。またトキワ荘のころの若いころの漫画も知っていました」と親しんだそうだ。

次屋尚プロデューサーは「物語の中でもキーパーソンとなる非常に重要な役、独創的でカリスマ性を持ち合わす存在感のある人に演じてもらいたく、バカリズムにオファーした」と起用理由を説明している。