フジテレビのドキュメンタリー枠『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、きょう5日も前週に引き続き、ロックンローラー・内田裕也(78歳)に密着する『転がる魂 内田裕也』を放送。内田本人が、あの都知事選立候補を振り返る。

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    『ザ・ノンフィクション』の密着を受ける内田裕也=フジテレビ提供

最近では、バラエティ番組やCMで「ロッケンロー」を連呼したり、HKT48の指原莉乃とデュエットしたり、事業仕分けに現れて蓮舫議員を激励したりと、活躍の場はとどまることを知らないが、本業はロックンローラー。前週に続き、貴重な過去映像・写真や関係者らの証言により、ミュージシャンとしての生き様が描かれている。

そんな内田は、1991年に東京都知事選挙に立候補したことでも有名。それが今でも語り継がれるのは、真面目の代名詞である政見放送で「パワー・トゥ・ザ・ピープル」を歌い出すなどの異様な光景が、動画サイトで残され、拡散されているためだ。

今回の密着では、その伝説の都知事選について、「自分でもビックリしたな」と本人が言及。当時掲げた「家庭生活に向かず、別居中ガールフレンドとの交際を始め、妻子やGF(ガールフレンド)のご両親に多大なMEIWAKUをかける!」といった突拍子もない公約に「ちょっと頭おかしかったのかな」と振り返るが、今回300時間にわたり密着した崔洋一監督は「最高に傑作!」と絶賛する。

泡沫候補と言われながらも、結果は54,654票と5位に入る大健闘。「みんなバカにしたけど、俺の人生で大きな勇気を与えたくれてね」と、内田にとっても忘れられない出来事のようだが、この立候補に背中を押したのは、あの超大物だった。果たしてその人物とは、そして立候補を報告した際に言われた意外な言葉とは…。

ナレーションを務めるのは、妻の女優・樹木希林。通常の番組では影に徹する役割だが、今回の後編では異例にも、その収録スタジオでインタビューに応じている。

語られるのは、40年以上にわたって別居するという不思議な夫婦生活を送る2人の出会い、結婚生活の真実、そしてこれから。エンディングのナレーションで、樹木は「今日までの人生、上出来でした」と振り返り、内田に伝えたというメッセージも明かしている。

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(C)フジテレビ