年内でジャニーズ事務所を退所するアイドルグループ・関ジャニ∞の渋谷すばるが、8日に生放送されたテレビ朝日系音楽バラエティ番組『関ジャム 完全SHOW』(毎週日曜23:10~ ※一部地域除く)で、メンバー7人そろっての最後の出演を終えた。

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関ジャニ∞各メンバーのイメージカラー7色で照らされた東京・六本木のテレビ朝日本社屋上から、メンバー全員と支配人・古田新太、宇賀なつみアナウンサーがそろって、番組初の生放送がスタート。オープニングで渋谷は「ちょっと緊張感ありますけど、全部そのままお伝えしていこうと思います」と心境を語った。この屋上からの生放送スタートを見て、SNSでは元SMAPの香取慎吾がMCを務めた『SmaSTATION!!』(2001~17年)を思い出す視聴者も多かったようだ。

まずは、メンバーが「忘れられないあのセッション」を紹介するコーナーで、渋谷は、番組初回の西野カナのほか、和田アキ子、絢香、ウルフルズ、Perfume、久保田利伸を挙げた。渋谷は、西野とのセッションを「初回やからとにかく聴き込んだんですね。この曲の内容的にもずっと西野カナさんと付き合ってるような気分になってて、ホンマたまらんかった。大好きなの!この曲」と思い出して興奮。Perfumeとのダンスには「自分が音楽番組出てるのいろいろ見てきましたけど、初めて自分に笑いましたね」と振り返った。

また、一緒にセッションしたX JAPANのYOSHIKIから「渋谷さん、新しいステージでこれからもご活躍される姿を楽しみにしています。そして、新たな形でスタートする関ジャニ∞、期待しています。頑張ってください」、さだまさしからは「渋谷くんがグループを離れると聞いた時に、『秋桜』を一緒に歌ってくれた時の記憶が強いんですけど、本当に誠実に一生懸命歌を表現しようという気持ちが僕には感じられて、誠実にやってる人だなと感じました。これからアイドルグループから抜けて、例えばソリストとして頑張っていこうという気持ちになられたのは分からないでもないですね。でも、グループから離れて1人になると、これまた大変。これからの努力が本当に大変だろうと思うけど、同じ音楽仲間としてぜひともその夢が大きく実るように祈ってますし、応援しています。他のメンバーの皆さんは、いつものように明るく、楽しく、仲良くやっていくんだろうなと思うんですけど、また頑張って違う世界を作っていただけるといいなと思います」とメッセージが寄せられた。

セッションは、ベストアルバムでコラボした東京スカパラダイスオーケストラと「無責任ヒーロー」。そして、関ジャニ∞のメンバーで選曲した2曲を披露した。1曲は、テレビ初披露となった「大阪ロマネスク」。そして、7人そろって最後の曲となったのは、全員で曲タイトルを決めた「LIFE~目の前の向こうへ~」だった。

最後の楽曲の前に、渋谷は「この番組始まって約3年間、今日まで本当に毎回緊張感と達成感と、貴重な時間を経験させてもらいました。これからも番組は続いていくんで、変わらずに『関ジャム』楽しんでいただきたいと思います。ジャニーズ事務所のタレントとして21年間、そして関ジャニ∞というグループのメンバーとして14年間、今日まで活動させていただけたことは、自分の人生にとって何よりの誇りです。本当にありがとうございます。今この最後の瞬間も、ここにいる6人の仲間たちにすごく支えられています。本当に感謝します、ありがとう。これからの6人の関ジャニ∞に、ぜひ期待してください」と笑顔を見せ、演奏が始まった。

演奏中は、笑顔を見せるメンバーもいれば、涙を堪えているようなメンバーも。終盤には、渋谷がファンの名称である「eighter!」と叫ぶシーンもあった。

演奏を終え、錦戸亮は涙を浮かべながら「あー最後はなんか寂しかったね。隣で見てたらな。ありがとうございました」、横山裕は「いやもう、とりあえずありがとうございましたと、感謝の気持ちでいっぱいですね。こうやってスタッフさんに生放送の場所を提供していただいて、本当にすばるもこれから頑張るように、僕たちも頑張っていかなきゃいけないと思いますし、全力でやっていきたいなと思います」、丸山隆平は「いやぁ、めちゃめちゃ熱い演奏で悔いない音がみんなで出せたと思うので、ありがとう!」と渋谷の肩を叩き、最後は村上信五が「これから、6人の関ジャニ∞よろしくお願いします!」と締めくくった。