東京急行電鉄はこのほど、東横線祐天寺駅高架下と隣接敷地において、東急祐天寺駅ビルを10月1日に開業すると発表した。

  • バスロータリーから見た外観イメージ

東急祐天寺駅ビルは、1階が生活利便性を高める7店が出店する商業施設「エトモ祐天寺」、2階がキッズベースキャンプが運営する企業主導型保育園「KBCほいくえん祐天寺」、3~6階がリアルゲイトが運営するスモールオフィス「Pointline」で構成される、東急グループでは初めてという「保育園連携型のオフィス」となる。

祐天寺駅は渋谷駅から東横線の各駅停車で3駅、約7分と交通利便性が高い立地でありながら、駅周辺に商店街や公園、個性的な物販店・飲食店などが点在し、こだわりのライフスタイルを実現できる住宅地として人気を集めるエリア。東急祐天寺駅ビルは、このエリアならではの職住近接を提案することで、育児と仕事の両立の可能性を広げ、自分らしいライフスタイルの形成を可能にするという。

1階「エトモ祐天寺」の店舗は「スターバックス コーヒー」や「銀座コージーコーナー」をはじめ、ドラッグストア「トモズ エトモ祐天寺」、イタリア料理店「Antica Forneria by Elio」、総合リペアサービス「ミスターミニット エトモ祐天寺店」、スーパーマーケット「東急ストア祐天寺店」など。三菱UFJ銀行のATMコーナーも設置される。

  • ルーフトップテラスイメージ

3~6階に入居するスモールオフィス「Pointline」は、東急電鉄とリアルゲイトが連携して行うスモールオフィス事業の第5弾施設で、20区画のスモールオフィスに加え、シェアラウンジ、会議室、ルーフトップテラスなど充実した共用部を兼ね備えている。

「Pointline」の入居者は、2階「KBCほいくえん祐天寺」に優先的に幼児を預けられる。また、地域に根ざす書店が選んだ書籍を自由に読めるシェアラウンジでは、オフィス入居者以外の保育園児の保護者もワーキングスペースとして利用できる。これにより、時間や場所などに制約がある子育て世代の働き方支援、さらにオフピーク通勤による業務の質の向上なども実現するとのこと。その他、オフィス入居者と園児をかけ合わせるようなイベントなど、ルーフトップテラスにて定期的に開催する予定としている。