マイケル・ジャクソン、ボブ・ディラン、スティービー・ワンダー、ダイアナ・ロスら45人のスターが歌い、全世界で2,000万枚を売り上げたチャリティーソング「We Are The World」のドキュメンタリー番組『アナザーストーリーズ 運命の分岐点 ~We Are The World 奇跡の一夜 10時間の真実~』が、3日(21:00~21:59)にNHK・BSプレミアムで放送される。

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    スター45人が集結した「We Are The World」 写真提供:アフロ

1985年1月28日夜、ロサンゼルスのA&Mスタジオにマイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、スティービー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ボブ・ディランらが一堂に会し、レコーディングが行われた。歌ったのは、アフリカの大飢饉の救済に捧げた「We Are the World」。

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    「We Are The World」の収録が行われたA&Mスタジオ

全員のセールスを合わせると10億枚を超える超豪華キャスト。音楽性の違いや互いの対立を乗り越え、チャリティの志に共感して集まったのだが、レコーディングは紛糾した。誰がどこを歌うのか、歌詞の内容などを巡って、スターたちの言い分は対立し、迷走し、ついには頓挫寸前に。その時、全員を結束された知られざる「歌」があった。

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    アフリカ・エチオピア北部で深刻化した干ばつの被害。多くの子どもも犠牲になり、約100万人が餓死したと言われた大災害。このエチオピア大飢饉を救済するため「We Are The World」は作られた。 写真提供:BBC Motion Gallery / Getty Images

そして、「We Are the World最大の謎」と言われているのが、そこに加わるはずだったプリンスのドタキャン。番組では元恋人シーラ・Eが生々しい真相を初めて打ち明け、不参加の真意を明かす。

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  • 「We Are The World」をドタキャンした男、プリンス。元恋人シーラ・Eがドタキャンの生々しい真相を初告白する。(左)写真提供:Robert Matheu/Camera Press/アフロ

また、歌手ハリー・ベラフォンテはこれだけのスターをなぜ集めることができたのか。「We Are the World」に込めた熱い思いの真実とは。裏の調整役を任された芸能プロデューサー ケン・クラゲンなど当事者たちの証言を交え、約10時間に及んだ運命のレコーディングのアナザーストーリーが明らかになる。

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    芸能プロデューサー ケン・クラゲン

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    ドラムを担当したジョン・ロビンソン。マイケル・ジャクソンのデビューアルバムから共演、マイケルの曲には欠かせない人物だ。「We Are The World」の作曲にも携わったマイケルが曲に込めた意味を証言。

  • 「We Are The World」の始まりを告げた男、歌手 ハリー・ベラフォンテ。

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    収録に呼ばれたアフリカ人女性クリッシー・キニャンジュイ。アフリカ・エチオピア大飢饉の実情を「We Are The World」のメンバーの前で語った。

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    写真提供:USA for Africa