マイナビは7月1日、2017年3月末に閉校した千葉県長南町の廃校を活用した新たな団体向け宿泊施設「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」をグランドオープンした。職員室をリノベーションしたカフェも併設し、宿泊者だけでなく地元住民も憩える空間を創出することで、町の地域活性化にも寄与することを目指している。

  • 2017年3月末に閉校した千葉県長南町の廃校が「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」として蘇った

    2017年3月末に閉校した千葉県長南町の廃校が「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」として蘇った

人口約8,000人・3,200世帯が住む長南町は、急速な少子高齢化や人口減少などの問題に直面している過疎地域。かつてのにぎわいを取り戻すため、廃校を活用した企業誘致をはじめ、積極的に町をあげて対策を図っている。その中でマイナビは、都心からのアクセスや緑豊かな環境に魅力を感じ、同学校を活用した事業を決定した。

  • 都心から車で約90分。自然豊かで静かな校内のため、研修やゼミ合宿などチームビルディングに集中できる

    都心から車で約90分。自然豊かで静かな校内のため、研修やゼミ合宿などチームビルディングに集中できる

「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」はマイナビとして初となる廃校を利用した事業で、最大84人まで(1日1団体まで)が宿泊できる団体宿泊施設。学生の合宿(サークル/部活動/ゼミ)、企業の研修、団体旅行など、2万1,000平米以上の敷地を自由に使うことができる。

  • 「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」には最大84人まで(1日1団体まで)宿泊できる

    「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」には最大84人まで(1日1団体まで)宿泊できる

自然豊かで静かな校内のため、研修やゼミ合宿などチームビルディングに集中できる環境であり、食堂は教室のつくりをそのまま生かしながら給食スタイルで提供する。また、中庭でバーベキューも可能。さらに、職員室を改築したカフェも併設する。

  • 職員室はリノベーションを経てカフェに変貌

    職員室はリノベーションを経てカフェに変貌

客室も浴室も全て"元・教室"ゆえに、利用者は懐かしくも新しい特別な時間を楽しめる。宿泊には広いグラウンドと体育館を使用。学校の備品も使い放題となり、スポーツやレクリエーションを自由に設定できる。

  • 宿泊室も元教室。床には畳が敷き詰められている

    宿泊室も元教室。床には畳が敷き詰められている

  • 浴室も元教室。懐かしくも新しい、特別な時間になりそうだ

    浴室も元教室。懐かしくも新しい、特別な時間になりそうだ

  • 学校の備品は使い放題。広いグランドはレクリエーションのほか、宿泊空間としても利用可能

    学校の備品は使い放題。広いグランドはレクリエーションのほか、宿泊空間としても利用可能

「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」(旧・長南町立西小学校)の所在地は千葉県長生郡長南町佐坪1348-1、アクセスは茂原長南ICもしくは市原舞鶴ICより車で10分(都心から車で約90分)となる。料金はひとり税別4,000円(20人以上/7~8月を除く)からとなり、料金は時期や人数によって変動する。食事は別料金となる。申し込み方法など詳細は、オフィシャルサイトを参照。

マイナビは人材情報をはじめ、結婚式、賃貸、トラベル、ニュースなどのメディア事業を主力としている一方で、2017年の農業情報サイト「マイナビ農業」開設をきっかけに、農業活性や地方活性に関連する事業を開始した。同施設の開設は遊休資産を活用し、地域活性や雇用創出を目指す新たなチャレンジであり、今後も様々な可能性を探りながら様々な取り組みを展望している。