NTTレゾナントは6月28日、「検索履歴から見る賃貸で住みたい東京23区のランキング」を発表した。「dメニュー」の検索ログから東京23区でどの区が「賃貸」と一緒に検索されているのかを調査し、ランキング化した。調査期間は2017年6月1日~2018年5月31日。

  • 東京23区ワンルーム賃貸予算ランキング(マップ)

    東京23区ワンルーム賃貸予算ランキング(マップ)

賃貸で住みたい東京23区ランキング1位は千葉県との県境にある東京23区の最東端「江戸川区」。2位は埼玉県に隣接する「足立区」、3位は神奈川県との県境にある「大田区」と続き、県境の区が上位を占めた。同調査では「県境の区の特徴として、近年主要駅周辺の再開発が進んでおり、住環境が整っていることが挙げられる。また、県境の区は始発駅がある区も多く、通勤にも便利なことが住みやすさの要因の1つにもなっている」と分析している。

次に「goo住宅・不動産」における賃貸条件検索履歴から、人気の賃貸条件と、東京23区のワンルームにおける上限賃料を区ごとにランキング化。その結果、賃貸条件の人気ランキングでは、1位「バス・トイレ別」、2位「管理費・共益費など込み」、3位「2階以上」の順となった。

上限賃料ランキングでは、六本木など高級住宅街で知られるエリアがある「港区」が1位となり、金額は7.31万円。このほか、山手線に面する、または山手線の中にある都心の区が上限賃料を高く設定されていたという。

上限賃料の平均は6.63万円で、東京23区のうち17区が6万円台だった。さらに今回の結果を地図でみると、足立区から世田谷区にかけて、東京23区を南北に縦断するライン上にある区は上限賃料が6万円台後半~7万円台前半と、平均を上回る金額に設定されやすいことがわかった。