マーキュリーは6月14日、首都圏マンション賃料動向を発表した。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の賃貸マンションの募集賃料について、2018年度(2017年10月~2018年3月)の月別平均推移を2017年度(2016年10月~2017年3月)、2016年度(2015年10月~2016年3月)の同期間と比較した。対象マンションは、駅徒歩15分以内、築15年以内、賃料30万円以下。

  • 首都圏マンション賃料動向(神奈川県)

    首都圏マンション賃料動向(神奈川県)

エリア別の平均値(年間)をみると、東京23区は、2016年度が11万8,129円、2017年度11万8,084円、2018年度が11万7,116円。東京都下は、2016年度が8万6,543円、2017年度が8万6,634円、2018年度が8万5,823円。

神奈川県は、2016年度が9万5,329円、2017年度が9万6,258円、2018年度が9万3,473円。埼玉県は、2017年度が7万8,950円、2017年度が7万8,399円、2018年度が7万7,795円。千葉県は、2016年度が8万1,758円、2017年度が8万1,624円、2018年度が8万806円と、全エリアで2018年度の平均賃料が3年間で最も低い結果となった。

2018年度と2017年度の差額が最も大きかったのは神奈川県で、約3,000円低下した。また神奈川県は全ての月で2018年度の賃料が前2年間を下回った。

東京23区については、2018年度は10月から2月にかけて前2年間より若干低い水準で推移したものの、3月に約7,000円上昇して賃料は12万円を上回った。