テレビ東京系経済番組『ガイアの夜明け』(毎週火曜22:00〜)では、26日に「華麗なるカレー戦争」を放送する。

  • ボンカレー

    ボンカレー

4月からは「探しに行こう!夜明けの先にある、光を」という新フレーズを掲げている同番組。先が見えない暗闇の中で、じっと耐えている時代は終わった。かすかな光を見出し、その先を目指す人々を追い、「経済報道」ドキュメンタリーというジャンルをさらに深掘りしていくという。

26日の放送では、1人あたり週に1回以上食べている計算だという日本の国民食・カレーに注目。街中では、様々なカレーチェーンや専門店がしのぎを削り、スーパーでは、何種類ものレトルトが販売され、長年市場を席巻していた固形の「ルー」の売り上げを、今年初めて「レトルト」が超えたことも話題となった。そのような状況の中、大塚食品が「ボンカレー」を“カレーの本場”インドで売る極秘プロジェクトが動き出していた。

実は同社はボンカレー50周年の節目に、カレー発祥の地インドへ進出をしようと水面下で準備を進めてきた。13億もの人々が毎日のようにカレーを食べるインドは、言うまでもなく世界一の“カレー市場”。しかし一方で、日本の食品メーカーが苦戦を強いられてきた地でもある。

インドでの試作品作りは困難の連続で、全ての材料を現地で調達しなければならず、何より、インドはベジタリアンが多いため、肉類が使えない。その制約の中で、味にコクを出すことが大きな課題に。さらには工場での生産でも新たな問題が発生し、営業も苦戦と、次から次へと現れる“壁”に、インド版ボンカレーは無事に誕生するのか? 同番組は1年半前から独占取材していた。