近畿日本鉄道と生駒市は、7月21日から「生駒ケーブル100周年キャンペーン」を実施する。記念ヘッドマークの掲出や特別デザインの乗車券発売、ケーブルカー施設の見学会など、多彩な催しを計画している。

  • 開業当時の生駒ケーブル

  • 生駒ケーブル100周年キャンペーンのマーク

キャンペーン初日の7月21日は、鳥居前駅で11時からセレモニーを開催。地元こども園の園児や生駒市長らが参加してキャンペーン開始を宣言するほか、普段は見られないケーブル2列車の同時発車を実施する。

宝山駅構内にあるケーブルカーの運転台と鋼索の巻上場を鋼索線係員が案内する施設見学会も同日に開催。11時30分から15時30分まで1時間おきに計5回実施され、各回先着20名参加できる。参加希望者は宝山寺駅改札内で当日申し込む必要がある。生駒ケーブル全駅の入場券がセットとなった記念入場券(1セット750円)や記念台紙付き生駒駅入場券(150円)、その他記念グッズも7月21日に発売される。

  • 宝山寺線の「ブル」車両と「ミケ」車両

宝山寺駅改札内では7月21日から9月30日まで、開業当時の生駒登山鉄道絵はがきや運転日誌、開業準備資料など古いものから現在に至るまでの資料を特別に展示する。また、7月21日から8月29日までの期間中、鳥居前駅券売機で発売する乗車券を生駒ケーブル100周年オリジナルデザインに変更する。記念ヘッドマークは7月21日から8月30日まで、宝山寺線車両の「ブル」と「ミケ」に掲出される。