JR東日本は19日、「三陸マリンライナー」として1992年7月に山田線でデビューした「Kenji」車両が間もなく運行を終了すると発表した。7月21日・9月8日開催のびゅう旅行商品「Kenji号で行く! 東北本線の旅」が発売され、9月8日が最後の運行となる。

  • 「Kenji」車両が間もなく運行終了を迎える

岩手県花巻市出身の詩人・童話作家、宮沢賢治にちなみ命名された「Kenji」車両は、1992年の「三陸・海の博覧会」に合わせ、「三陸マリンライナー」として山田線でデビュー。3両編成で定員は「1号車(キハ58系)46名、2号車(キハ28系)32名、3号車(キハ58系)52名」の計130名。現存するキハ58系でJRグループ唯一の営業車両だという。2013年、岩手県の観光キャンペーンを機に、車体カラーが緑から青に変更された。

「Kenji号で行く! 東北本線の旅」は、「Kenji」の記念乗車証明書、記念乗車証明書台紙、オリジナルキーホルダー、オリジナル掛け紙の弁当が付いたびゅう旅行商品。出発日は7月21日と9月8日で、運転区間と発着時刻は、上りが盛岡駅10時53分発・一ノ関駅12時20分着、下りが一ノ関駅13時0分発・盛岡駅14時20分着。旅行代金は盛岡駅発着1名で大人6,000円(こども4,500円)。6月21日14時から販売開始する。