JR東日本横浜支社は津波を想定した大規模な避難訓練を9月1日の「防災の日」に実施する。地震で緊急停車した列車からはしごを使わずに降車して避難する流れを訓練するもので、一般参加者1,500名を募集する。

  • JR東日本横浜支社が9月1日に実施する避難訓練では、E217系を使用予定

当日は横須賀線の車両E217系11両編成を使用し、団体専用列車として大船~横須賀間で1往復運転。往路便の横須賀駅構内到着後に訓練を開始する。地震発生により津波警報が発表されたという想定の下、乗車中の1,500名を車両から駅構内の線路上にはしごを使用せずに降車させ、横須賀駅構内に設けた避難場所まで誘導する。

降車・避難訓練は11時30分頃から約20分間行われ、その後、12時30分から横須賀駅近くの総合福祉会館で「鉄道防災の心得」をテーマにした講演会を行う(自由参加)。参加者はその後、横須賀駅15時12分発の団体専用列車(復路便)で大船駅に帰着する。

一般参加者の参加費は無料で、大船~横須賀間の団体専用臨時列車の往復運賃も不要。ただし、集合・解散場所の大船駅までの交通費は自己負担となる。参加希望者は6月18日から7月31日までの募集期間中、専用サイト(「9月1日避難訓練 横須賀駅」で検索)から申し込む必要がある。定員になり次第、募集を打ち切るとのこと。