俳優の新井浩文が、10日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)で、職業観の変化について語った。

新井浩文

新井浩文

この日出演したのは、新井と親交のあるお笑い芸人・千原ジュニア、俳優・三浦誠己。三浦とは、14日に最終回を迎えるフジテレビ系『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(毎週木曜21:00~)で共演している。

さまざまな話題で盛り上がる中、新井は「考え方が変わったのは震災」「あの時に散々選び倒した仕事が、震災後はほとんど選んでないですね。来たのを順番にやっています」と打ち明けた。

そして、「あの時、真っ先に省かれたじゃないですか? うちらの仕事」と当時を回顧。震災の影響で「デビューしてから初めて、2カ月何にもない状態」が続き、歩合制のため収入もゼロになった。「怖くなってきて。これは選んでいる場合じゃないなと思って、今やれるうちにどんどんやっておこう」と思い直し、積極的にオファーを受けるようになったという。

ジュニアも震災をきっかけに考え方が変わったらしく、若手芸人らと被災地を訪れた際に「(自分は)ただテレビに出てる人なだけ」と痛感。一芸で盛り上げる芸人を目の当たりにしたことがきっかけで、後に落語を始める決意をする。

ジュニアの話を聞き、新井は「友だちの結婚式でミュージシャンとか歌ったりするじゃないですか? 俳優は何もできない」と笑いながら同意していた。