俳優の坂上忍が、きょう7日に放送されるフジテレビ系番組『直撃!シンソウ坂上』(毎週木曜21:00~)で、あさま山荘事件の「鉄球作戦」に参加した白田弘行さんを取材する。

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    VTRを見て涙ぐむ坂上忍=フジテレビ提供

1972年2月19日、長野県軽井沢の山荘に、連合赤軍と名乗る5人が女性を人質に立てこもった「あさま山荘事件」白田さんは、あさま山荘の壁にクレーン車から鉄球をぶつけ、建物の壁を破壊するという「鉄球作戦」で、クレーン車を操縦した民間人だ。

白田さんに会いに、長野市に向かった坂上。到着したのは、クレーンやブルドーザーなどの重機を運搬する、創業57年の会社「白田組」で、現在80歳の白田さんは、事件の際に使用した鉄球を見たいという坂上のリクエストに応え、46年前に実際に使用した鉄球を披露する。

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「鉄球作戦」の様子=同

インタビューでは、白田さんが「鉄球作戦」に参加するきっかけとなった長野県警からの一本の電話の内容や、当初はクレーン車を貸し出すだけという話だったにもかかわらず、結果、白田さんがクレーン車を操作することになった経緯、さらには、「鉄球作戦」決行前夜に一升瓶を片手に白田さんの元を訪ねてきた「あさま山荘事件」現場の総指揮官だった長野県警本部長の野中庸氏が白田さんに語った意外な言葉などを語り、事件から1週間後に、野中氏から送られた手紙もテレビ初公開。

また、白田さんは、警視庁第二機動隊隊長・内田尚孝氏との出会い、悲しすぎる別れについても語り尽くす。そして、白田さんは「あの(鉄球)作戦は失敗だってはっきり言いたいです」とも胸の内を吐露する。スタジオの坂上は、VTRを見て涙ぐむ場面も。

番組では他にも、当時フジテレビアナウンサーとして「あさま山荘事件」の実況を担当していた露木茂氏や、連合赤軍のメンバーで、懲役13年の刑期を終えた加藤倫教氏などにもインタビューを敢行。スタジオゲストの三遊亭好楽は、自身の兄が、警視庁第9機動隊の隊員として「あさま山荘事件」に参加していたという知られざるエピソードを明かす。

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(C)フジテレビ