東京都はこのほど、東京オリンピック開催の2020年に向けて、東京の観光スポットや、外国人への接し方を学ぶ「おもてなし親善大使」育成塾を開講し、参加者を募集する。対象は中学生・高校生で、外国人旅行者に都内の観光スポットを案内するボランティア活動を行う。

  • 「おもてなし親善大使」育成塾参加者募集のポスター

「おもてなし親善大使」は、おもてなしの心をもって東京を訪れる外国人に観光スポットを案内する。すでに昨年度には、都庁展望室で外国人旅行者に日本の伝統的な遊びを教えたり、東京マラソンファミリーラン・フレンドシップランにおいて、ランナーへフェイスペイントを施したりする活動を行い、実際に浅草観光ガイドの疑似体験も実施された。今回の募集は5回目となる。

「おもてなし親善大使」の育成塾では、2日間で東京を観光案内するための必要知識を学ぶ。1日目には、都内観光地、歴史や文化の知識、英会話、外国人へのおもてなし方法を座学研修し、2日目には外国人観光客が多く訪れる都内観光スポットを見学する実地研修を行う。

日程は、23区会場が「御茶ノ水トライエッジカンファレンス」にて、A日程30年7月23・24日、D日程30年8月21・22日。多摩地区会場は「立川商工会議所」にて、B日程30年8月1・2日、C日程30年8月9・10日。

応募資格は、都内在住または在学の中学生・高校生で、英語検定3級以上の合格者またはそれに準じる英語力を有すること。募集人数は全4日程の各日程で中学生25名、高校生25名程度、合計210名で、応募者多数の場合は抽選となる。受講料は無料。ただし、研修会場までの交通費、昼食費用等の諸雑費は自己負担となる。

応募方法は、ホームページから「平成30年度おもてなし親善大使育成塾申込書」へ必要事項を記入し郵送にて申し込む。応募の締め切りは30年7月1日まで。