日本法規情報は2月15日、「2020年東京オリンピックに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は2018年1月8~22日、有効回答は839人。

東京五輪のメリット、「経済効果」が最多

2020年東京オリンピックに興味はあるか尋ねたところ、71%が「はい」、29%が「いいえ」と回答した。

東京オリンピック開催に向けての課題の中で一番気になるものは、「インフラ整備」が33%、「競技会場などの建設」が28%となり、東京都心のインフラ整備や競技会場の建設を不安に思っている人が約6割に上ることが判明。このほか、「ホテル等の宿泊問題」が16%、「バリアフリー」が6%、「ボランティア育成」が4%となった。

東京オリンピック開催のメリットと感じるものを聞くと、「観光客が増え経済効果が期待できる」が47%でトップ。以下、「日本の良さを知ってもらえる」が21%、「オリンピック関連の雇用が増える」が9%、「外国人との交流の場が増える」が5%と続いたほか、「あてはまるものがない」という人も15%いた。

  • 東京オリンピック開催のメリット

一方、デメリットと感じるものとしては、「治安が悪くなる」が最も多く31%。次いで「税金の無駄使いである」が25%、「公共機関が混雑するため日常生活に支障が出る」が23%、「外国人との文化の差による問題」が12%、「経済効果が期待できない」が2%と続いた。

ホテルの客室不足対策については、「空き家の有効活用」が33%、「民泊の有効活用」が19%、「宿泊施設の増設」が18%、「旅館法の緩和」が9%、「ホームステイの有効活用」が6%となった。