転職サービス「DODA」(パーソルキャリア運営)は5月24日、「転職理由ランキング2018」を発表した。同ランキングは、2017年度(2017年4月~2018年3月)に「DODA」へ登録した転職希望者7万8,169人のデータを元に集計したもの。

「ほかにやりたい仕事がある」が1位

転職理由をみると、「ほかにやりたい仕事がある」(14.9%)が前年度に続いて1位を獲得。以下、2位「会社の将来性が不安」(10.7%)、3位「給与に不満がある」(10.5%)、4位「残業が多い/休日が少ない」(8.2%)、5位「専門知識・技術を積みたい」(5.1%)と続いた。

前年度と比べると、「給与に不満がある」「会社の評価方法に不満がある」など、待遇に関する不満を挙げる人が増えたほか、働く時間や休暇に関する転職理由を挙げる人も目立った。

同調査では「(景気回復が)自身の給与へ反映されないことへの不満や、同僚や友人が転職で年収が上がったという事例を知り転職をすれば給与が上がるのではないかと考えた人が増えた」と分析。

また"働き方改革"により、残業時間や休日出勤を抑制する傾向が強まっている一方、自社で改善の兆しが見えない場合は「転職によって希望の就業環境に移ろうとする人が見られた」としている。

年代別にみると、20代は、2位の「給与に不満がある」(10.3%)が前年度から最も増え、2018年度以降初めて10%を上回った。また3位「残業が多い/休日が少ない」(9.2%)、6位「土日祝日に休みたい」(4.1%)も前年度から順位を2つ上げた。