通販ブランド・セシールのCMで流れる謎のフランス語は、何と言っているのか。同ブランドを運営するディノス・セシールが23日、1,000人に聞いた“空耳実態調査”の結果を発表した。

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ソラミミストの安齋肇氏

セシールのCMでは、1983年5月から「セシール♪」の後に「Il offre sa confiance et son amour(イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール)」と語るフランス語のサウンドロゴを使用。これは同社創業時からのキャッチフレーズ「愛と信頼をお届けする」をフランス語に訳したものだが、CM放映が開始された当時から「何と言っているのか?」「どういう意味か教えてほしい」という問い合わせがあったそうで、「私はこう聴こえた」と話題に取り上げられることもあった。

そこで同社では、20代~60代の男女1,000人を対象に「セシールのサウンドロゴは○○と聴こえる」を尋ねる「セシールのサウンドロゴ空耳実態調査」を実施。これまで寄せられた意見からよく見られたものを選択肢として用意し、実際にセシールのサウンドロゴの音声データを聴き、その中でどれが一番近いかを回答するという形式だ。

その結果、第1位は「しもふさ君 幸せそうなのに」(29.5%)に。続いて「自分は幸せそうなムーン」(21.1%)、「篠塚君 幸せそうなの」(16.4%)という順位に。頭に「篠塚君」が付く選択肢は、「篠塚君 清少納言」もあったが、2つを合計しても1位の「しもふさ君」にはかなわなかった。また、上位5位の選択肢全てに「幸せそう」が含まれていた。

また、選択肢にかかわらず、自由回答で「どのように聴こえたのか」オリジナルの回答を求めたところ、「フィアンセ」「紫蘇(シソ)」「レモン」「コンビーフ」「コーン」「メモ」「たぬき君」など、さまざまなキーワードがあがっている。

この結果を受け、テレビ朝日系バラエティ番組『タモリ倶楽部』の人気コーナー「空耳アワー」で“ソラミミスト”として知られるイラストレーターの安齋肇氏は「『しもふさ君、幸せそうなのに』良かったです。ぜひ、映像をつけてください。(フランス語と秋田弁の類似を指摘する声があることから)秋田県でヒット間違いなしですよ。この面白さ、フランスの人も分かるかなあ」とコメントしている。

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●調査方法:インターネット調査
●対象エリア:全国(47都道府県)
●調査対象:20代~60代の男女1,000人 ※各年代・性別で100名ずつ
●調査実施期間:2018年4月27日~30日