2018年5月8日、SMBC信託銀行が国内初となる外貨建て「承継対応投資信託」の取扱を開始した。

「承継対応投資信託」は、外貨建投資信託「プレミアム・ファンズ ウェルス・コアポートフォリオ 米ドル建て(コンサバティブ型、グロース型)」の2商品に承継機能を追加することで商品化したもの。

同社によると、「承継対応投資信託」が登場した背景として、日本が65歳以上の人口割合が全人口の21%を占める社会、いわゆる超高齢化社会となっていることがあげられるという。

通常、不動産や預貯金などの財産を相続する場合、個別に財産評価額をもとにした相続税が必要で、手続きが非常に煩雑な場合もある。しかし投資信託を活用すれば、一括してそのまま継承を進めることができる。財産内容は昔に比べて多様化し、相続に関連した環境も大きく変化していることから、こうした承継対応投資信託の必要性は高まっているという。

既に円建てを中心とした信託サービスは開始されていたが、外貨建ての同サービスは国内初となる。