星野リゾートは4月28日、都市観光ブランドホテル「星野リゾート OMO7 旭川(おもせぶん)」(北海道旭川市)をオープンした。同ホテルは「旭川グランドホテル」をリブランドしたものであり、「OMO」は「星のや」「界」「リゾナーレ」に続く、星野リゾートが展開する4つ目のブランドとなる。

  • 旅行者とローカルがつながるパブリックスペース「OMOベース」は北海道の森をイメージしており、白樺のテーブルが旅行者を迎える

    旅行者とローカルがつながるパブリックスペース「OMOベース」は北海道の森をイメージしており、白樺のテーブルが旅行者を迎える

同ブランドが提供するのは「部屋」ではなく「旅」であり、街と連携して都市観光を満喫してもらうことで、都市観光客の旅のテンションを上げるホテルを目指している。北海道第2の都市・旭川にオープンした「OMO7 旭川」は、ホテルから500歩圏内に古き良き日本の風情が残る路地裏が点在しており都市観光に絶好の場所に位置している。

街の一部でもあるパブリックスペースや観光客にとっての使いやすさを重視した客室など、単に宿泊するだけではなく、旅のテンションをずっとキープしていられる施設として、旭川観光の新しい楽しみ方を提供する。

好奇心旺盛な都市観光旅行者へ向けたサービスとして、「Go-KINJO(ゴーキンジョ)」を展開する。「Go-KINJO」は、まちなかで新たな発見(みつけたび)とその喜びを感じてもらえるよう、スタッフが一丸となり旅のサポートするサービスで、「ご近所マップ」「ご近所専隊 OMOレンジャー」「体験レポート(街探索のおすすめコース案内)」「ご当地ワークショップ」の4つのコンテンツで構成されている。

旅行者とローカルがつながる「OMOベース」は、街歩きが楽しくなる様々な仕掛けが詰まったパブリックスペース。北海道の森をイメージしており、白樺のテーブルが旅行者を迎える。家具は全て国産最高峰とも言われる旭川家具を使用。ランプシェードには、北海道三大ラーメンのひとつ「旭川ラーメン」のどんぶりを使い、遊び心をちりばめた。同フロアには、屋根裏部屋のような空間に北海道や旭川にゆかりのある書籍を集めた「ブックトンネル」、朝・昼・夜の変化が楽しい集いの場「OMOカフェ&バル」などがある。

遊び心をちりばめた「DANRAN Room」は、OMOへのリブランドを機にリノベーションしたコンパクトだけれど楽しいゲストルーム。コンセプトは「団らん」であり、ふたりで囲めるDANRANテーブルでは、旭川を楽しみ尽くす"作戦会議"もできる。テーブルの上には芝生をイメージした緑のシートが敷かれ、OMOベースで販売されている動物のミニチュアフィギュアを放牧して「ここは北海道なんだ!」と思いながら部屋遊びが楽しめる。また、ベットをL字型に配置することで、それぞれのプライベートスペースも確保。ベッドの下には広々とした収納も用意している。

「星野リゾート OMO7 旭川」の所在地は北海道旭川市6条通9丁目、アクセスはJR旭川駅より徒歩13分となる。施設内には、客室やロビーラウンジ、レストラン、カフェ&バルのほか、バンケットやブライダルも備えている。部屋数は237室(チェックイン15:00/チェックアウト11:00)で、宿泊は5,000円~(2名1室利用時・1名あたり/税・サービス料込)となる。