すっかり春を通り越して夏みたいな陽気になってきた今日この頃。みなさんいかがお過ごしでしょうか? 僕はすっかり夏バテ……っていくらなんでも早すぎる。でも、気分はすっかり夏。ということは、ビール。ビールが飲みたい。そして美味しい料理があればいうことなし。

  • ビール片手に美味しいドイツ料理を堪能できる

そんなことを思っていたところに、渋谷にドイツビールのお店「シュマッツ渋谷神南」(東京都渋谷区)がオープンするというではないか!? というわけで早速試食会に行ってみた。

ミレニアルスタイルの進化系ドイツ料理店

各線渋谷駅から徒歩5~6分、「シュマッツ渋谷神南」は、「勤労福祉会館前」の交差点と「神南郵便局前」の交差点を結ぶ中間地点くらいの地下1階にある。長方形の店内は右手にカウンターの座席が並び、左手にテーブル席が。かなり奥行きがあり、座席の感覚も広々としている。木目調のデザインもあり、入ったとたんにすでに落ち着いた気分に。こりゃあ腰を据えて飲んでしまいそうだぜ……。

  • ちょっと驚いてしまうほど、奥行きのある店内

  • 木目調の店内は座席の感覚もゆったり広く落ち着ける

「シュマッツ渋谷神南」は、都内を中心にドイツ料理のカジュアルビアダイニングを展開しているシュマッツ(SCHMATZ)の7号店。運営会社の「カイザーキッチン株式会社」の創業共同代表、クリストファー・アックス氏とマーク・リュッテン氏は、なんと20代。自分たちと同じミレニアル世代のドイツの若者たちが日頃から親しんでいる「今の時代のドイツ料理」に和のテイストを融合させた「ミレニアルスタイルの進化系ドイツ料理」とクラフトドイツビールを日本でも楽しんでもらおうとオープンさせたお店だ。

  • ずらりと並んだビアジョッキ、そして鹿の角!

8種の本格的なドイツビールがそろう

そんなシュマッツの最大の魅力はやっぱり、8種類の本格的なドイツビールが飲めること。早速8種類を試してみよう。まず飲んでみたのは「カンダクラフト」(税別650円)。おっ意外なくらいにライトな飲み味。すっきりしているから喉がカラカラに乾いたとき、最初の1杯におすすめだ。

  • ドイツビールが8種類も揃っているから1週間通い詰めても追いつかん…贅沢な悩みだ

そして、一緒に楽しみたいのが、「ガーリックチーズ枝豆」(税別480円)。夏の定番、枝豆をガーリック、ベーコンと共に炒め、マリネしてから粉チーズをトッピングしており、食欲をそそる。楊枝でつまみながらビールをグイグイ飲める、乾杯のオープニングを飾るには最適な一品だ。

  • 「ガーリックチーズ枝豆」これまたビールがススむ

続いてのビールは「ヴンダービア」(税別650円)。こちらはさらに軽くてフルーティーな味わいだから、ビールが苦手な人もOK。一方「フェルンヴェー」(税別650円)はのど越しがよく少しビター。それぞれのビールの味はメニューと共にチャート表が置いてあるので、自分の好みをすぐにみつけられるはず。

  • ビールの味ごとのチャートがテーブルに置いてあるから、自分好みの味がすぐ見つけられるのがうれしい

食事メニューでおすすめなのが、「シュマッツ ジャーマンポテト」(税別580円)。見た目はシンプルなよくあるジャーマンポテトに見えるが、食べてみたらかなりコクがあって深い味がする。そこでシェフに質問してみたところ、じゃがいもをボイルだけでなく一回揚げてカリっとさせてからフライパンで炒め、ガーリック・パウダー、オレガノ、マジョラム等の香草を効かせることでビールが進む味付けにしているそうだ。手間暇をかけているからこその、シンプルに見えながらの深い味。どうりで美味しいわけだ。こちらは苦みもありながらクリーミーな「エルディンガー」(税別650円)との相性がバッチリ。

  • 見た目はシンプル、だけど味は深い!「シュマッツ ジャーマンポテト」