マイナビは4月26日、2018年4月入社の新入社員を対象とした「2018年マイナビ新入社員意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年3月29日~4月6日、調査対象は同社がサービス提供する新入社員研修に参加した各企業の新入社員、有効回答は2,639人。

9割が「出世したい」

仕事とプライベート、どちらを優先したいか尋ねると、「プライベート優先の生活を送りたい("どちらかといえば"含む)」が63.2%で過去最高を更新。「プライベート優先」と「仕事優先」は2015年に逆転した後、差は拡大しており、今回は26.5ポイントに達した。

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社会人生活に対する期待の度合いをみると、「仕事への期待がある("どちらかといえば"含む)」と答えた割合は前年比6.1ポイント増の74.1%と過去最高を記録。また「仕事を通じてかなえたい夢がある」との回答も同4.5ポイント増の71.8%に増加した。同調査では、売り手市場や企業側の手厚い内定フォローが影響したと分析している。

出世意欲について調べたところ、「出世したい("どちらかといえば"含む)」と答えた割合は同3.6ポイント増の91.9%に上った。

「30歳時点での理想の年収」を聞くと、前年は「400万円台」(27.1%)が最も多かったが、今年は「500万円台」が22.4%でトップ。次いで「400万円台」が21.3%、「600万円台」が16.5%と続いた。前年より増加したのは「600万円台」~「1,000万円台以上」、前年より減少したのは「300万円未満」~「500万円台」となり、出世意欲の増加もあいまって、理想の年収も上がっていると推察できる。