JR東海は19日、東海道新幹線の全17駅において、和式トイレの洋式化と温水洗浄機能付便座の設置に着手すると発表した。あわせてトイレのバリアフリー化も進める。

  • 東海道新幹線の全駅でトイレを洋式化し、温水洗浄機能付便座も設置する

東海道新幹線17駅のうち、現在は11駅で洋式トイレが整備されている。残る6駅(小田原駅・静岡駅・掛川駅・浜松駅・豊橋駅・岐阜羽島駅)も今後、洋式トイレの整備を進めるとともに、全駅で温水洗浄機能付便座の導入を進め、将来的には東海道新幹線改札内のすべてのトイレを温水洗浄機能付便座を備えた洋式トイレにする。同時に手を乾かすハンドドライヤーや便座クリーナーも全駅に導入する。

多機能トイレ・一般トイレ双方のバリアフリー化も推進する。多機能トイレでは、一部の駅で導入している温水オストメイト用洗浄設備や荷物用フックを全駅に拡大する。一般トイレの一部駅で導入しているベビーチェアも全駅に拡大。熱海駅と豊橋駅にある床面の段差も解消する。今年9月頃から工事に着手し、2020年6月頃までの使用開始をめざす。