JR東日本千葉支社は20日、幕張新都心拡大地区新駅設置協議会と「幕張新都心拡大地区新駅設置に関する基本協定書」を締結したと発表した。

  • 写真は京葉線東京行の列車

千葉県、千葉市、イオンモールなどで構成される幕張新都心拡大地区新駅設置協議会は昨年1月、京葉線新習志野~海浜幕張間の新駅設置に関するJR東日本からの基本調査結果(概要)を公開している。新駅は新習志野駅・海浜幕張駅のほぼ中間点、千葉市美浜区浜田2丁目の京葉車両センター付近に位置し、周辺にイオンモール幕張新都心も立地する。

ホームは線路間に2階層(下りホーム1階、上りホーム2階)とし、駅舎は線路南側(海側)に設置するという。新駅の南北を結ぶ自由通路も整備する。概算事業費は約180億円(新駅に約130億円、自由通路に約50億円)とされた。

JR東日本千葉支社は今年1月以降、幕張新都心拡大地区新駅設置協議会からの「幕張新都心地区における京葉線新駅設置に係る要請」を受け、京葉線新習志野~海浜幕張間の新駅について検討を進めてきた。今回、新駅設置に関する基本的事項を定め、円滑に事業を実施することを目的に「幕張新都心拡大地区新駅設置に関する基本協定書」を締結。今後の予定として、2018年度に概略設計を実施するとしている。

新駅設置にあたり、JR東日本は設計および工事費の6分の1を負担する。開業時期や新駅名称などは今後決定するとのこと。