2017年にスカウトされ、同年『週刊プレイボーイ』(集英社)で表紙・巻頭でデビューしたシンデレラガールとして注目を受けている、華村あすか。抜群のスタイルでグラビアで活躍するだけでなく、4月からスタートしたテレビ東京系ドラマ『宮本から君へ』(毎週金曜24:52〜)ヒロインに抜擢された。
同作は、1990年から1994年まで講談社『モーニング』にて連載され、1992年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した新井英樹のコミックを実写化。文具メーカー「マルキタ」の新人社員、恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松壮亮)の物語を描く。ドラマ初出演の華村が演じるのは、宮本が一目惚れする女性・甲田美沙子で、とらえどころのない高嶺の花に見えながら、等身大の女性として揺れ動くという難しい役どころだ。
同枠初回として歴代視聴率1位となり、放送後は「華村あすかさん、かわいい」「異次元のかわいさなのに絶妙にいそう」「逸材すぎる」等とSNSでも大反響。波に乗る華村だが、実際は山形から上京してきたばかりだという。
グラビアを通して表現に憧れ
――2017年にデビューされてから、いきなりの大抜擢だと思いますが、ドラマのお話を聞いた時の心境はいかがでしたか?
芸能界なんて考えたこともなかったし、まさか自分がドラマに出演できるとは想像もつかなかったので、決まった時は、とにかく「えっ」と驚きました。夢みたいな話だなと思いましたけど、素直に嬉しかったです。
――そんな逸材で芸能界入りを考えてなかったとは! 女優として頑張りたいとはいつから思われていたんですか?
もともと全く興味がなくて。スカウトを受けて、事務所のレッスンの回数を重ねていくうちに、女優への憧れが生まれました。カメラの前に立つことすら緊張していたのですが、週刊プレイボーイさんの表紙でデビューして、グラビアのお仕事を通して、表現する楽しさを知って、女優になりたいという目標が明確になりました。
――今回はかなり熱い作品で、いろいろなシーンがありましたが、大変だったのはどのようなところでしたか?
一番苦戦したのは、イントネーションです。これまで山形・米沢の田舎の方に住んでいて、上京して1年も経っていないので、セリフを言い出し始めるとなまってしまい、ご迷惑をおかけしてしまいました。演じるという点においては、熱が入るシーンが印象に残っています。限界がないんじゃないかというくらい、「もっともっと」と求められ、何テイクも撮影しました。でも、真利子哲也監督と相談しながら進めていくことができましたし、全部、楽しくて良い経験でした。