日本経済団体連合会は4月17日、企業を対象とした「高等教育に関するアンケート結果」を発表した。調査期間は2017年12月8日~2018年2月8日、有効回答は443社。

期待する素質等、「主体性」が1位

産業界が大学等卒業時に学生が身に付けていることを特に期待する素質、能力、知識について尋ねたところ、文系・理系ともに「主体性」が首位。次いで2位「実行力」、3位「課題設定・解決能力」と続いた。

  • 学生に求める資質、能力、知識(文系)(出典:日本経済団体連合会Webサイト)

  • 学生に求める資質、能力、知識(理系)(出典:日本経済団体連合会Webサイト)

2015年の調査と比べると、文系・理系ともに「課題設定・解決能力」が順位を上げたほか、理系では「想像力」の順位も上昇した。同調査では「技術革新が急速に発展する中、指示待ちではなく、自らの問題意識の基づき課題を設定し、主体的に解を作り出す能力が求められていることが示された」と分析している。

期待する資質、能力、知識のうち上位に入った項目の習得状況を聞くと、文系・理系全てで「社内教育をすれば対応できるレベル」が約8割に上り、大学院卒が多い理工系人材についても、即戦力と期待する企業は少ないことがわかった。

大学等の教育改革のうち、優先的に推進すべきと思うものを質問したところ、「イノベーションを起こすことができるリーダー人材育成への取り組み」(229社)がトップ。以下、「学力の3要素を多面的・総合的に評価できる入試の導入」(211社)、「企業と連携した実践的な教育プログラムの推進」(202社)と続いた。

同調査では「大学等の入口・出口管理や、プログラム内容などカリキュラムそのものの改革を望む声が多い」と分析している。