JRグループは13日、今年度のゴールデンウィーク期間における指定席予約状況(4月12日時点)を発表した。4月27日から5月6日まで10日間の予約可能席数917万席に対し、予約席数264万席(前年比107%)。予約ピーク日は下りが5月3日、上りが5月6日とされている。

  • 東海道新幹線はゴールデンウィーク期間中、前年比111%の予約状況に

JR東海は東海道新幹線の指定席予約状況を予約可能席数351万席、予約席数119万席(前年比111%)と発表。東京発の下りは5月3日午前がほぼ満席、4月28日午前も混雑が見られ、上りは5月5・6日午後に東京駅に到着する「のぞみ」で混雑が見られるという。名古屋駅発着の在来線特急列車は予約可能席数23万席、予約席数5万席(前年比104%)とされた。

JR東日本は新幹線・在来線の指定席予約状況を予約可能席数373万席、予約席数96万席(前年比104%)と発表した。新幹線は上越新幹線が前年より微減となった他はいずれも前年を上回る予約状況となり、在来線も特急「ひたち」「ときわ」が2万9,000席(前年比114%)、特急「スーパーあずさ」「あずさ」等が6万1,000席(前年比108%)と前年を上回った。特急「成田エクスプレス」の予約状況は約1万席(前年比99%)だった。

北海道新幹線については、JR北海道が提供席数20万6,055席、予約席数4万7,095席(前年比87.6%、6,660席減)、予約率22.9%(前年より2.2%減)と発表している。同社の在来線特急列車は提供席数13万2,738席、予約席数3万120席(前年比99.9%、34席減)、予約率22.7%(前年より1.8%増)。在来線の予約ピーク日は札幌発・札幌着ともに5月3日とされた。

  • 山陽新幹線の予約状況は前年比110%。九州新幹線は予約可能席数が減ったものの、前年比113.4%の予約状況となった

JR西日本は新幹線・在来線の予約可能席数302万5,000席、予約席数91万9,000席(前年比108%)と発表。北陸新幹線の予約席数は13万6,000席(前年比101%)、山陽新幹線の予約席数は62万4,000席(前年比110%)だった。山陽新幹線では、4月28日・5月3日の昼すぎまでに新大阪駅を発車する下り、5月5・6日の午後以降に新大阪駅に到着する上りを中心に「のぞみ」「みずほ」「さくら」の予約が満席に近づいているという。

同社の在来線では、北陸方面が予約席数8万4,000席(前年比103%)、南紀方面が予約席数2万3,000席(前年比112%)、関西空港方面が予約席数1万1,000席(前年比101%)、山陰方面が予約席数4万1,000席(前年比103%)と、いずれも前年を上回る予約状況となった。岡山駅で山陽新幹線と接続する特急・快速列車を運行するJR四国も、提供席数17万6,000席に対し、予約席数4万3,000席(前年比108%)で前年より増加したと発表している。

JR九州は九州新幹線の予約可能席数が31万2,000席(前年比97.3%)となったが、予約席数10万1,000席(前年比113.4%)、予約率32.2%(前年より約4.5%増)で前年を上回る予約状況に。新幹線・在来線合計では、予約可能席数58万5,000席(前年比100.1%)、予約席数18万2,000席(前年比111.1%)、予約率31.1%(前年より3.1%増)となっている。