豊橋鉄道は3月22日から、TBS系連続ドラマ『陸王』のラッピングを施した路面電車「陸王号」の運行を開始している。

  • ラッピング電車「陸王号」

  • 「陸王号」発車式の様子

『陸王』はマラソンシューズの開発に奮闘する老舗の足袋製造業者を描いたドラマで、2017年10~12月に放映され、人気を博した。豊橋市内で初回と最終回の撮影が行われ、架空のマラソン大会「豊橋国際マラソン選手権大会」のロケには5日間でのべ6万人のエキストラや見物客が集まったという。

路面電車「陸王号」は、3月30日にDVD・ブルーレイが発売されたことから、ドラマのファンにロケ地巡りなどを楽しんでもらおうと運行を決めた。とよはし市電を愛する会、豊橋観光コンベンション協会、豊橋市の3者との協同により実現したという。

車両は3203号を使用し、外観にドラマのビジュアルと『陸王』のヘッドマークを掲出。車内には、豊橋ロケの様子を撮影した写真を車内吊りポスターとして掲示する。5月6日まで、通常の営業列車として運転する。

4月8日には「陸王号」関連イベントとして、「ええじゃないか豊橋 市電の日」が開催される。豊橋駅南口駅前広場をスタートし、ドラマのマラソンシーンなどを巡る「ロケ地巡りウォーキング」も。赤岩口車庫では、ロケ風景の写真展示やロケ当日にも出店したグルメ屋台によるフード販売などを行う。