ゆりかもめは29日、新型車両7500系の導入を発表した。1999年から運用されてきた7200系の置換えとして、2018~2020年度に導入される。

  • ゆりかもめ新型車両7500系の外観イメージ

同社の車両は1995年の開業以来、7000系(1~3次車)、7200系(4~6次車)と段階的に増備され、2014年にはフルモデルチェンジとなる車両7300系(7次車)が営業運転を開始。開業時からの車両を置き換え、現在は7300系が運行の主力となっている。7200系の置換えとして導入される7500系は、7300系で採用されたオールロングシート、バリアフリー設備などを受け継ぎつつ、利便性・快適性をより向上させた車両となる。

自動運転・手動運転を外から識別しやすくするため、自動運転灯を新設。前面窓の映り込みを低減し、前方の眺望性を向上させる。すべてのドア上部に案内表示および広告画面(2画面)を設置し、吊り手も増設。ドア付近の握り棒は少しでも立ち上がりやすいように考慮し、形状を変更する。車いすスペースは手すりを二段化し、床面に掲示して場所をわかりやすくするなど、車いす利用者の使い勝手が良くなるように配慮した。

車内に送風機も新設(1両あたり2台)し、とくに混雑しやすいドア付近の車内空調の改善を図った。新型車両7500系は2018年秋に第1編成がデビューした後、2020年6月までに計8編成が営業運転を開始する予定となっている。