JR西日本と大阪市交通局は27日、JR新大阪駅・地下鉄新大阪駅など計6駅で、互いに相手方の運行情報を表示する「運行情報ディスプレイ」の運用を開始した。今後は案内サインの統一した整備を勧めるという。

  • JR西日本森ノ宮駅と大阪市営地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森ノ宮駅にある「運行情報ディスプレイ」

インバウンドをはじめ、関西圏内外からの来訪者に向けてよりわかりやすい案内情報を提供するための取組みとなる。JR西日本の駅構内で大阪市営地下鉄、地下鉄駅構内でJR西日本の運行情報をそれぞれ表示し、乗換利便性の向上を図る。通常時は次の列車の発車時刻を表示するが、運転見合わなどでダイヤが乱れた時は異常時情報の案内に切り替える。

2015年度からJR西日本の森ノ宮駅と大阪市営地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森ノ宮駅で運用してきたが、今回、これを大幅に拡大し、両社局の新大阪駅・弁天町駅・鶴橋駅でも新たに運用を開始した。

あわせて新大阪駅と天王寺駅で案内サイン類の統一にも着手。両社局の案内サインに地下鉄路線名を表示するほか、相互の改札口までの距離も新たに表示する。また、駅の特性に合わせて新幹線ピクトグラムの統一や床面案内なども実施する予定。JR西日本は2018年度内、地下鉄は2019年度内の完了をめざす。