本田技研工業(ホンダ)は26日、レンタカーに加えてカーシェアリングの特長を組み合わせた会員制サービス「EveryGo(エブリ・ゴー)」の新たなステーションを、神奈川県横浜市港北区の次世代都市型スマートタウンである「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(Tsunashima SST)」に設置し、燃料電池自動車「クラリティ フューエル セル」を2018年秋ごろに導入すると発表した。

  • Tsunashima SST内の水素ステーションと「クラリティ フューエル セル」

Tsunashima SSTは、官民学が連携し、スマート集合住宅や国際学生寮、スマート商業施設、タウンエネルギーセンター、水素活用拠点、スマート技術開発施設を兼ね備えた次世代都市型スマートタウン。同社は今回この取り組みに賛同し、「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」という想いのもと、燃料電池自動車の将来に向けた普及のため、「EveryGo」に「クラリティ フューエル セル」を配置し、燃料電池自動車をより身近な存在として感じられるきっかけづくりに取り組んでいくとのこと。

「EveryGo」は、レンタカーのように利用時間を8時間としながらも手頃な基本料金に設定し、ウェブサイトから予約してカーシェアリングのように無人ステーションで借り出せるレンタカーサービス。専用会員カードを必要とせずICカード運転免許証を会員証の代わりに活用し、予約したクルマに搭載された機器にICカード運転免許証をタッチするだけで解錠し利用できる。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」搭載車も導入しており、同社の最新四輪商品と技術を体感できる機会を提供する。「EveryGo」は2018年3月現在、東京・横浜・大阪に96拠点、156台を展開している。