"神スイング"で知られるタレントの稲村亜美(22)が、13日に放送されたフジテレビ系情報番組『めざましテレビ』(毎週月~金5:25~8:00)に電話出演し、10日に神宮球場で行われた始球式で中学生球児らに取り囲まれたことについて当時の状況を説明した。
稲村は、日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟による開幕式で始球式に登板し、いつものように美しいフォームで投球したが、見守っていた数千人の中学生球児が稲村のもとに殺到。ネット上では心配の声が上がり、稲村はSNSで「今日神宮球場にいた選手の皆さんが心配してくれますがわたしは全く問題なく大丈夫ですよー!!!」(ツイッター)、「選手の熱気がすごく伝わってきて色々とハプニング?も起きてしまいましたが、みなさんのパワーが伝わってきてわたし自身は貴重な経験をさせてもらえました」(インスタグラム)と報告していた。
『めざましテレビ』の電話取材では、「みんな『握手をしてほしい』とのことで近寄ってきて、ああいう状態になってしまったらしいです。倒れてた子もいましたし、私も倒れてしまって私の下にも下敷きになっている選手の方もいたので」「少しずつ選手の皆さんたちが『近寄ってくるな』というのが分かったので『落ち着いてね』と言ってるんですけど、やっぱり人数がたくさんいたのでマイクの声もあまり届かなくて」と説明。
YouTubeで一連の模様を確認した視聴者からは「集団暴行・痴漢」などと批判の声も上がったが、「『体に触れる』ということは全くなかったです。動画がネットなどに流れてしまって、『体を触っている』みたいな情報がひとり歩きしちゃったのかなと思います」と否定。「選手の皆さんも悪気があってしたわけでもないですし」と擁護し、「これからも一生懸命野球をやってもらって、野球界をどんどん盛り上げるために頑張ってほしいなと思います」と中学生球児たちにエールを送った。
なお、同連盟は公式サイトを通じて、「選手数名が怪我をするという事態にもなり、我々役員の事前検討が充分でなく関係する皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」「本連盟の卒団生である稲村亜美さんや所属事務所の皆様に多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫びを申し上げる次第です」と謝罪。「選手が整列していた場所を離れ、あのように稲村亜美さん目指して殺到した行為は、決してあってはならないこと」とし、「今回の行為についてその場にいた選手には、チームを通じて猛省を促すとともに、今後このようなことが起きないよう役員一同指導者、選手の教育を続けてまいります」とコメントしている。