鷹山仁役は"一生に一回の出会い"

――そうした思いでおよそ2年にわたって演じられてきた鷹山仁という役ですが、谷口さんにとって鷹山仁、そして『仮面ライダーアマゾンズ』とはどういう存在なのかを、あらためて聞かせてください。

いやあ、正直一生の出会いをしちゃったなと思っています。僕にとって、これで明日「俳優をクビになりました」といわれたとしても、「鷹山仁に会えたし……」と思えるくらいの役に出会えた。それくらい大切なものだし、大切な時間でした。

演じること、ものを作ることは、"出会う"ことであるとずっと思うんです。それはこうやって(取材で)人と出会うことでもあるし、いろんな台本だったり監督だったり、役もそうです。そういう意味では、一生に一回の出会いを鷹山仁としたし、鷹山仁を通してもうたぶん二度と見ることが出来ない世界というか景色を感じることができたので、本当にありがとうという言葉しかありません。それくらい『アマゾンズ』には感謝しています。

願わくば、「誰かにとっての一生の仮面ライダーでありたい」と思って演じていたんです。「どんな仮面ライダーを見てた?」とか「どの仮面ライダーが好き?」とか大人になって話すじゃないですか。そういう時に、「『アマゾンズ』の鷹山仁。アマゾンアルファだよ!」って言ってくれる人が1人でも2人でもいてくれたら、本当に僕が生きていた意味があるなと思ってやっていたので――誰かにとっての仮面ライダーになれていたら本当にうれしいです。

■プロフィール

谷口賢志(たにぐちまさし) 1977年生まれ。東京都出身。 『救急戦隊ゴーゴーファイブ』(1999年)ゴーブルー/巽流水(ナガレ)役でデビュー。俳優、モデルとして活動し、W主演映画「どうしても触れたくない」外川陽介役や舞台「真・三國無双」曹操役、「ジョーカー・ゲーム」結城中佐役、ヨウジヤマモト GroundY/s’yteの広告モデルなどを務める。2016年アマゾン・プライムビデオ配信作品『仮面ライダーアマゾンズ』鷹山仁/アマゾンアルファ役に抜てき。

マイナビニュースでは、今後も独占インタビューや関連ニュースなど、『仮面ライダーアマゾンズ』総力特集にてさまざまな角度から『仮面ライダーアマゾンズ完結編(仮)』の続報を取り上げていく。

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