「カオナビHRテクノロジー総研」(カオナビ運営)は2月21日、「社内コミュニケーションと働き方」に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年11月10~13日、調査対象は従業員数100人以上1,000人未満の会社で働く会社員(非管理職)20~59歳、有効回答は600人。

顔と名前をよく覚えている人は仕事ができる?

仕事の目標(数値、業務)をどの程度達成しているか尋ねたところ、業務目標を達成している人(達成率100%以上)の割合は、社内の人の顔と名前を「よく覚えている人」では48.4%、「あまり覚えていない人」では30.9%となり、顔と名前をよく覚えている人の方が、36.1ポイント高いことがわかった。

  • 社内の人の顔と名前を認識している度合いと業務目標を達成している人の割合

目標達成のために社内メンバーとの協調が重要だと感じる人の割合をみると、業務目標を達成している人では90.9%に上ったのに対し、業務目標を達成していない人(達成率50%以下)では53.1%との結果に。同調査では「業務目標を達成している人ほど、目標を達成している上で社内メンバーとの協調が重要だと感じているようだ」と分析している。

  • 目標達成のために社内メンバーとの協調が重要だと感じる人の割合

また挨拶をされる際に名前を呼んでもらうとうれしいと感じるか聞いたところ、75.3%が「うれしい」と回答。

  • また挨拶をされる際に名前を呼んでもらうと嬉しいと感じるか

同社は「挨拶や声をかける際に名前を呼ぶことによって、名前を呼んだ相手からうれしいと感じてもらえることから、顔と名前を覚えることが円滑なコミュニケーションをとる上で重要なカギとも言えそう」と推測している。