JTBコミュニケーションデザインは12月26日、「コミュニケーション総合調査」の第2報として、報告書「憂うつなコミュニケーション、楽しいコミュニケーション」を発表した。調査期間は2017年10月3日~10月4日、調査対象は18歳以上の大学生・会社員・主婦・リタイア層、有効回答は2,060人。

憂うつな相手、会社員の1位「上司」

コミュニケーションをとっていて憂うつな相手は誰か聞くと、会社員は1位「上司」(47.2%)、2位「お客様・取引先」(23.3%)、大学生は1位「先生・教授」(25.0%)、2位「上司」(23.9%)、主婦は1位「義父母」(27.2%)、2位「上司」(20.0%)、リタイア層は1位「ご近所、近隣の地域の人」(15.0%)となった。

  • コミュニケーションが憂うつな相手

憂うつな相手は特にいないと答えた割合が最も多かったのはリタイア層の60.8%。反対に最も少なかったのは会社員の23.5%で、4分の3以上は憂うつなコミュニケーション相手がいることがわかった。

それぞれの相手に対して憂うつだと答えた人に理由を尋ねると、いずれも「気を使うから」が最多となった。

コミュニケーションをとっていて楽しい相手は、大学生では1位「同級生」(75.7%)、2位「自分の親」(55.3%)、会社員は1位「同僚」(45.2%)、2位「夫・妻」(40.2%)、主婦は1位「夫・妻」(65.8%)、2位「子供」(62.9%)、リタイア層は1位「夫・妻」(49.9%)と、全てのカテゴリーで家族のいずれかが1、2位に入った。

楽しい理由としては、「気を使わなくていい」「本音を言える」「自分のことをわかってくれている」などの回答が多く、同社は「家庭の外での憂うつなコミュニケーションで疲れた心や体を、家庭の中の気を使わないコミュニケーションによっていやし、憂うつを解消している様子がうかがえる」と分析している。