パートナーの妊娠をきっかけに禁煙を決意するケースも少なくなかった

パートナーの妊娠をきっかけに禁煙を決意するケースも少なくなかった

家族やパートナー、友人らから幾度となく禁煙を勧められた経験を持つ喫煙者もいるだろう。その度に「自分には関係ない」と頑なに自身の喫煙スタイルを変えない人もいれば、ちょっとしたきっかけを機に禁煙にトライしてみる人もいる。それでは、どのような動機でタバコを減らそうと決意した人が多いのだろうか。

今回、現在喫煙中のマイナビニュースの会員294名に「タバコ」をテーマとしたアンケートを実施。禁煙や減煙、卒煙に挑戦した経験を持つ人にはその理由も聞いてみたので、気になった回答を紹介しよう。

Q.禁煙や減煙、卒煙に挑戦したことはありますか

はい: 69.7%

いいえ: 30.3%

Q.「はい」と回答した人にお聞きします。禁煙や減煙、卒煙を試みた動機を教えてください

1位: 将来の自身の健康が気になったため(67.3%)

2位: お金を節約しようと思ったため(59.0%)

3位: たばこ税が増税されたため(54.6%)

4位: 家族やパートナーの健康が気になったため(33.7%)

5位: 飲食店など、喫煙できる環境が少なくなってきたため(32.7%)

将来の自身の健康が気になったため

・「喫煙者は非喫煙者に比べ、長生きできないという研究結果が新聞紙面上で報道され、その調査サンプル数も多かったので、信頼できるデータであると思い、禁煙に挑戦したことがある」(57歳男性/その他金融/営業関連)
・「ちょっと体の調子が悪かった時にやめたら、体調が良くなったから」(59歳男性/サービス/専門職関連)
・「変な咳が出たりむせこんだりすることが多くなってきたから健康のために止めたいと思った」(27歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「年齢も高くなると、他の病気の不安も増えるようになったから」(41歳男性/その他/その他)
・「健康診断があまりいい結果ではなかったので決心した」(32歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)

お金を節約しようと思ったため

・「給料が下がったため」(45歳男性/食品/営業関連)
・「節約して他の買い物をしたかったから」(43歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「年間のタバコにかかる費用を計算して、非常にもったいないと感じ、止めようと思った」(41歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「結婚して子供もできたので、お金が必要になってきたから」(31歳男性/輸送用機器/販売・サービス関連)

たばこ税が増税されたため

・「ここ最近、タバコの値段が格段に上がっているため、タバコを止めようかと思った」(48歳男性/商品取引/その他)
・「税金が高いので減らさざるを得ない」(32歳男性/輸送用機器/営業関連)
・「タバコが値上がりし家計を圧迫しだしたから」(47歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

家族やパートナーの健康が気になったため

・「家族の健康と社会的な喫煙環境の変化に合わせて4年間禁煙した」(60歳以上男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「子どもが生まれたため。妻が看護師ということもあり、喫煙に関するリスクを日頃から言われているから」(43歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/技能工・運輸・設備関連)
・「妻が妊娠したらやめると前から言っていたから」(38歳男性/医療用機器・医療関連/その他技術職)

飲食店など、喫煙できる環境が少なくなってきたため

・「タバコを吸う場所が見つからないことで逆にイライラするのがバカバカしく感じた」(55歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「タバコを吸えるスペースがどんどん少なくなるから」(39歳女性/教育/公共サービス関連)
・「喫茶店の喫煙室が満員になっている」(60歳以上男性/その他/その他)

■総評

現在喫煙中の294名中、禁煙や減煙、卒煙に挑戦した経験がある人は205名(69.7%)だった。その205名にトライしようと思ったきっかけを尋ねたところ、第1位となったのは「将来の自身の健康が気になったため」で、およそ3分の2が回答した。上記で紹介したコメント以外にも「検診の結果や、医師や周りのすすめを受けて。健康に自信がなくなった」などの意見が寄せられた。

1位と8.3ポイント差の2位には「お金を節約しようと思ったため」がランクインした。財布の紐を締めないといけないとき、嗜好品は節約すべきものの対象になりやすい。経済的な理由からタバコと縁を切ろうとした人も多いようだ。

3位は「たばこ税が増税されたため」。度重なる値上げが可処分所得を圧迫するため、思い切って禁煙に挑んだという人も回答者の中には散見された。特にお小遣い制の既婚者にその傾向が顕著にみられた。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2018年2月2日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 294名(男性225名 女性69名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート