女優の安藤サクラ(31)が、10月から放送される平成30年度後期NHK連続テレビ小説『まんぷく』のヒロインを務めることが決定し31日、東京・渋谷のNHKで行われた会見に出席した。

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安藤サクラ

現在放送中の『わろてんか』、次作の『半分、青い。』に続く、第99作目となる本作は、大阪に本社を置く食品メーカー「日清食品」の創業者・安藤百福氏と夫人の仁子さんがモデル。戦前から高度成長期の大阪を舞台に、さまざまな事業を手がけるもことごとく失敗を繰り返す青年実業家・萬平と、明るくひたむきに支える妻・福子の波乱万丈の人生を描く。

ヒロイン・福子役に決定した安藤は、2012年に俳優の柄本佑と結婚し、昨年6月に第1子を出産したばかり。「相当覚悟を決めてやっと今日立てたという感じ。本当にいろんなことを考えて悩んでこのオファーをお受けしました」と打ち明け、「まさかヒロインなんて、子持ちだしおばちゃんだし、最初はまったくやれる気もしなかったし、やるつもりもなかった。子供を育てることが第一にあったので考えもしなかった」と話した。

そして、「ビッグニュースだから夫に伝えたら『できるかもしれないよ。考えてごらん』と。夫に背中を押された」と夫の言葉で考え直すことに。さらに、「夫の両親(柄本明と角替和枝)も私の父(奥田瑛二)も役者という仕事をしているので話が早くて、みんな『なんでやらないの』という答えが返ってきて。義理の母には『やりなさい。やらないんだったら仕事辞めちゃいなさい』とすごく強い言葉をもらって」と家族とのやりとりを明かし、「家族に励まされて、やってみようかなという気持ちになった」と決意するまでの経緯を語った。

大阪での撮影には、「(子供も)一緒に行きます」とのこと。「みなさんアットホームに迎えてくださって、『みんなで育てましょう。私の娘にとってもスペシャルな時間にしましょう』と言われたのがすごく心に響き、これは一緒に飛び込んでみるかという気持ちになりました」とうれしそうに話し、「愛情をたっぷり注いで、みんなにとって幸せな時間になれるように努めたいと思っています」と意気込んだ。