大阪市の地下鉄事業を引き継ぐ大阪市高速電気軌道(大阪市交通局100%出資)は25日、地下鉄新会社の愛称・ロゴを発表した。愛称は「Osaka Metro」(読み「オオサカ メトロ」)に決定。ロゴも製作された。

  • 地下鉄新会社の愛称は「Osaka Metro」に。ロゴデザインも決定した

愛称に採用された「Metro(メトロ)」は首都・大都市を意味する「metropolis」を語源とし、現在は世界の主要都市の地下鉄を表す言葉としても世界的に認知され、多くの国・都市で使用されている。大阪の地下鉄においても、今後の国際化を見据え、グローバルスタンダードである「Metro」を愛称に取り入れることで「名立たる世界の2大都市の『Metro』と肩を並べるとともに、大阪らしい『Metro』になる」との決意を込めたという。

ビジュアルシンボルとなるロゴは、「Metro」の「M」の中に「Osaka(大阪)」の「O」を内包し、螺旋状の動きのあるフォルムで「走り続ける」エネルギーや動力・推進力を表現したデザインに。深く鮮やかな青をメインカラーに用い、動きのあるシンボルマークとすることで「マーク=平面の図形」という概念を打ち破る「チャレンジ精神」を表し、新会社がめざす「走り続ける」「変わり続ける」姿を象徴化した。

ブランドコンセプトは「走り続ける、変わり続ける。」とされ、「走り続けるために、変わり続ける。(Change to Run)」「走り続けながら、変わり続ける。(Run to Change)」の2つの意味を持たせた。コーポレートスローガンにも同じ言葉を使用しており、新会社のめざす方向性を利用者にも社員にもしっかり示すことに重点を置いたと説明。「これからも『走り続ける』こと、そして、ニーズや時代の流れに合わせて『変わり続ける』こと」を宣言し、約束する強い決意も込めたという。

大阪市高速電気軌道は愛称・ロゴの決定を受け、「地下鉄新会社ブランドを、お客さまをはじめ皆様に覚えていただけるよう、愛称やロゴを平成30年4月1日から、広く展開していきます」と発表している。