白菜、キャベツ、大根、カブ、ほうれん草、小松菜といった冬が旬の野菜が軒並み高騰しています。通年なら店頭で大根1本150円、キャベツ1玉100円、ほうれん草1把100円といった値段で売られていてもおかしくはない時期なのに、今年は大根1本250円、キャベツ1玉400円、ほうれん草1把250円…と高級スーパー並みのお値段が並びます。

  • 昨年秋の天候不良で野菜が高騰(画像はイメージ)

昨年秋の天候不良の影響が出ているためで、春野菜が出るまでは野菜の価格は高いままだと考えられます。しばらく続く野菜高騰を賢く乗り切るコツをご紹介します。

代替野菜を使う

年中価格が安定している野菜といえば、もやしと豆苗です。豆苗は水を取り替えながら何度か収穫ができるので、1度で捨てずに再利用しましょう。もやしも豆苗も鍋や炒め物などアレンジ自在です。

昨シーズンはジャガイモ、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんの作柄が悪く、価格も高騰していましたが、今シーズンは価格が比較的安定しているので、このにん、たま、じゃがを使った料理を増やすようにしましょう。

また、キノコ類も価格が安定していますので、キノコ鍋もいいかもしれませんね。

特売野菜を狙う

スーパーもお客さんを呼ぶためにびたいので、目玉商品を用意しますので、日替わりで数量限定の野菜が出た時はゲットしておきたいところです。

また、売れずにおつとめ価格になった野菜も狙い目めです。野菜高騰時はなかなかその野菜に手が伸びにくいため、売れ残りがでやすい出やすいもの。野菜の状態にもよりますが、その日に使い切れる分だけ買うようにしましょう。

冷凍野菜や乾物を使う

ブロッコリーやほうれん草、いんげん、かぼちゃといった冷凍野菜は、野菜高騰時の強い味方です。特にこの3つは冷凍でも食味に遜色ないものがほとんどなので、ストックしておいてもいいですね。

切り干し大根は、煮物だけではなくサラダや炒め物、漬物など使いこなせば便利な食材です。あまりレシピが思い浮かばない場合は、レシピサイトを参考にするといいですね。

コンビニ野菜も選択肢に入れる

コンビニで売られているカット野菜や、コンビニ野菜で売られている野菜も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。ミックス野菜は、焼きそばや焼きうどんを作るのに便利ですので、コンビニでミックス野菜と焼きうどんを買えば、帰宅してすぐにごはんご飯ができるので、疲れた日の夕飯にもぴったりです。

炭水化物の割合を増やす

野菜が高いなら米や乾麺、小麦粉など炭水化物の分量を増やす方法もあるでしょう。同じ鍋料理でも、シメにうどんを入れるのではなくはじめからうどんを入れておく、すいとんを入れる。ご飯を入れて雑炊やリゾット風の鍋など野菜は少なくでも楽しめる料理の工夫をしてみてもいいでしょう。

最後まで無駄なく使いきれれば使い切れれば、野菜が高くてもムダな出費ではありません。上手に買って、最後まで美味しくおいしく食べてこの冬を乗り切りましょう。

※画像は本文とは関係ありません。

丸山晴美(まるやま はるみ)

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外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している