JR北海道は17日、スマートフォンが定期券の代わりになる新サービス「スマホ定期券」を4月1日から石北本線・釧網本線の一部エリアで開始すると発表した。予約・購入もスマートフォンで済み、駅窓口に出向く必要がなくなるという。

  • スマホ定期券イメージ(JR北海道提供)

「スマホ定期券」は、スマートフォン用アプリ「バスもり!」をインストールしている端末で利用可能。同アプリでサービス対象区間の定期券を購入すると、必要な際にメニュー画面の「チケット」をタップすることで定期券の画像を画面に表示できるようになる。乗降時は紙の定期券と同様、スマホ画面を係員に提示する。偽造防止のため、画面中央に描かれた乗り物が右から左へ移動する仕様となっており、一定期間が経過すると乗り物の色も変わるという。また、「スマホ定期券」が表示されるのは有効期間中のみで、期間終了後は表示されなくなる。

定期券の代金はおもなコンビニ、またはクレジットカードで決済可能。駅窓口に並ぶ必要がなくなり、定期券の購入から利用まですべてスマホ1台で完結することになる。サービス対象区間は石北本線西留辺蘂~網走間、釧網本線緑~網走間。1・3・6カ月の通勤大人定期・通学一般定期・通学高校定期として発売される。