大みそかに放送された『第68回NHK紅白歌合戦』。関東地区の番組平均視聴率(NHK総合、ビデオリサーチ調べ)は、第2部(21:00~23:45)が前年比0.8ポイントダウンの39.4%で、2部制となった1989年以降、歴代ワースト3位だったが、全国主要11地区のうち6地区は、前年よりも上昇した。

  • 001のalt要素

    『第68回NHK紅白歌合戦』紅組司会の有村架純(左)と総合司会の内村光良

今回は、今年9月に引退する安室奈美恵が14年ぶりに出演し、朝ドラ『ひよっこ』からは特別編の放送や、主題歌「若い広場」を歌う桑田佳祐の登場で盛り上げるなど注目を集めたが、関東地区の第2部は、歴代ワースト3位に低迷。

しかし、他の地区を見ると、関西(39.5%→39.6%)、名古屋(44.1%→45.7%)、北部九州(36.3%→39.8%)、札幌(39.4%→41.6%)、広島(40.5%→41.7%)、静岡(46.8%→48.7%)と、6地区で前年比上昇した。ただ、11地区平均で比較すると、前年の41.84%から41.75%に微減した。

第1部は、関東(35.1%→35.8%)、北部九州(30.1%→30.8%)、札幌(31.2%→34.4%)、仙台(33.9%→35.2%)、広島(32.2%→35.6%)、静岡(42.6%→48.4%)と、こちらも6地区で前年から上昇。11地区平均も、前年の35.9%から36.8%にアップした。