ドラマCDシリーズ『THE MARBLE LITTLES』のスペシャルイベント「THE MARBLE LITTLES CLUB ~みんなでクリスマス!~ 」が12月10日、東京・コトブキヤホールにて行われた。

「THE MARBLE LITTLES CLUB ~みんなでクリスマス!~ 」

『THE MARBLE LITTLES』は、紳士を目指す5人の少年たちと、彼らをサポートするかわいい5匹の動物たち”フェローズ”の交流を描いた、こころあたたまる作品。フェローズと少年はキャストが一人二役を演じていることも特長だ。

本イベントは、アラン・レッドフォード/ルネ役の野上翔、バーニー・ブルーノート/ラウト役の八代拓、クリス・ハラー/サッチ役の濱野大輝、ダリオ・イエローハート/コマリ役の小林裕介、エルバート・ローズパール/グレイス役の鈴木裕斗が出演。5人のキャストがはじめて集った、記念すべきイベントの第2部をレポートする。

クリスマスパーティーということで、5人はモーニング姿で凛々しくキメて登場。5人が揃うのは今回がはじめてで、ファンは大きな拍手で彼らを迎える。

まずはキャラクターの紹介からイベントはスタート。クールな少年バーニーとる元気なリスのラウトを演じた八代。出身が岩手のため、ラウトのことばには苦戦したというエピソードが語られた。しかし、スタッフから「ラウトは、関西弁ではなく”奇妙ななまり”を持ったリスです」と明かされ気がラクになったと笑う。

また、濱野が演じたのはちょっぴり優柔不断な少年クリスとダンディーなフクロウのサッチ。ほかのペアとはちがい、フェローズであるサッチのほうが声が低く、クリスはかわいらしい声で演じ分けている。「クリスはあまりいただいたことがないタイプのキャラクターなので、思い切ってかわいい方向で演じてみました」と話した。

続いては、「マーブルリトルズ-1グランプリ」と題し、さまざまなシチュエーションの中で、誰が一番紳士らしいセリフが言えるかを競うコーナーへ。

「風邪で寝込んでいる彼女、紳士ならなんと声をかけてあげる?」というお題では、鈴木が「今日は会わない、ムリさせたくないから。その代わりちゃんと治したらご飯つくりにいくよ」と、直球な紳士ぶりで客席を沸かせた。一方小林は「キスして僕にうつしなよ」とオトナなセリフを披露し、黄色い歓声を巻き起こす。

「仕事へ向かう彼女、紳士なら玄関で何と声をかける?」というお題では、司会が「ヒモ型の紳士ですね」と表現したため、その流れに乗った八代が「オッケー、大丈夫。ちゃんと予約しとく!」と、生活感のある紳士ぶりをアピールし会場の笑いを誘う。一方、濱野は「いってらっしゃい! ディナーはいつものあのお店でいいかな? 俺も仕事終わったら連絡するね」と、「脱ヒモ型紳士」のセリフを甘く囁いた。

また、「彼女と一緒に初詣。何をお願いしたの? と尋ねてくる彼女に、紳士ならなんと答える?」というテーマでは、野上が「一年後も、ここで一緒にお参りできますようにって」と、爽やかに囁き、会場中をときめかせた。だが、鈴木が「内緒。これからも僕とずっといてくれれば、わかる日がくるよ」とロマンチックなセリフを残し、優勝をかっさらっていった。

続いての朗読劇では、少年たちとフェローズの全員が登場。5名のキャストは、ステージ上で、少年とかわいいフェローズをあざやかに演じ分ける。エピソードは、クリスマスイブの日に少年たちとフェローズが、それぞれに相手を思いやったプレゼントを贈りあうというもの。フェローズと少年の絆が垣間見え、ほっこりするシナリオが上演された。

野上演じるルネは、アランの好物ということで、なんとお鍋に入れたカレーを靴下に入れてプレゼントする。また、小林演じるコマリは、彼のふわふわとした毛並みと似た、ふかふかの毛布をダリオへプレゼント。「その毛は……?」と問われ、「ふふふ、ひみつ」となにやら意味深な回答をしていた。

こうして一足早いクリスマスパーティーはあっというまにエンディングへ。野上は「こうして5人そろってイベントができて胸がいっぱいです。絵本のような世界観が素敵なこの作品。僕自身も、もっと大きくしていきたいですし、ぜひみなさんも、これから僕らと一緒に『THE MARBLE LITTLES』という絵本を厚くしていきましょう」とファンに呼びかける。

2018年7月に、朗読劇の開催も決定した『THE MARBLE LITTLES』。ふたたび5人が集まり、かわいらしい物語を紡いでくれる日が待ちどおしい。また、イベント終了後の5人にインタビューした記事はこちら