JR九州は27日、日田彦山線でイルミネーション列車を運行すると発表した。今年7月の九州北部豪雨により、大行司駅で数カ月間停車したままとなっていたキハ147形2両編成を使用し、1月に田川後藤寺駅から城野駅までの区間を1日1往復する。

  • 日田彦山線でキハ147形を装飾したイルミネーション列車を運行(写真は2017年6月撮影)

日田彦山線は今年7月の九州北部豪雨で添田~夜明間が被災し、復旧には相当の期間を要する見込みとされており、現在は添田~日田間にてバス代行輸送が実施されている。

イルミネーション列車はJR九州筑豊篠栗鉄道事業部が日田彦山線沿線の復興を祈念して運行するもので、大行司駅に数カ月間停車していたキハ147形2両編成(定員約220名)を使用し、LED電球8,000球を用いたイルミネーションを施す。普通乗車券などで利用できるワンマン・全車自由席の臨時普通列車として、再び日田彦山線を走行する。

運転日は1月12・13・19・20・26・27日で、上り(往路)は田川後藤寺駅17時50分発・城野駅18時42分着、下り(復路)は城野駅19時53分発・田川後藤寺駅20時48分着の1日1往復運行。上り・下りともに途中の各駅に停車する。「車内照明は基本的に消灯するため、車内のご移動には充分ご注意ください」とのこと。イルミネーション列車の運行に合わせ、地元有志の協力で香春駅でもイルミネーション装飾が行われる。