三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、SMBC信託銀行の3社は12月26日、SMBC信託において美術品信託の取扱を開始した。

同商品は、顧客が保有する美術品をSMBC信託にて受託のうえ、承継、相続、管理、保管、貸出、および売却について、最適なサービスを提供するというもの。

現在、文化庁が、文化財を貴重な地域・観光資源として活用するために2020年までに取り組むアクションプログラムを策定するなど、積極的に美術品の力を「活用する」方向に政策がシフトしつつあるが、SMBCおよびSMBC信託は、アート業界をサポートすることを目指し、美術品関連ビジネスの取組を開始。同商品はこの取組の第一弾である。

一方SMFGは、中期経営計画の7つの戦略事業領域の一つに「SMFG独自の付加価値の高い信託・アセットマネジメントビジネスの構築」を定めている。美術品信託に留まらず、美術品に係る売買時の決済サポート等、顧客のさまざまな課題解決や持続的なアート業界の発展に向けて美術品関連ビジネスという独自の切り口による取組を進めていくという。