カンタス航空(本社: オーストラリア)は12月18日、日本就航70周年を迎える。70年前の昭和22(1947)年12月18日、カンタスの日本への初フライトはわずか6人の乗客と1,200ポンドの郵便物を載せてシドニーを出発し、山口県防府市に到着した。機材はランカストリアン機で、当時の所要時間は27時間21分だった。

  • 70年前にランカストリアン機で初めて日本に降り立った

    70年前にランカストリアン機で初めて日本に降り立った

  • 日本への初フライトはわずか6人の乗客

    日本への初フライトはわずか6人の乗客

  • ランカストリアン機

    ランカストリアン機

その後の3年間、カンタスは駐日オーストラリア空軍のために、郵便物や乗客を防府と岩国に運んだ。昭和25(1950)年に初めて民間人の乗客を乗せ、東京=シドニー間を週2便運航。その間、カンタスはオーストラリアとヨーロッパ、北アメリカ、アジアを結ぶグローバルな航空会社に成長した。

  • 1960年代には着物でのサービスも

    1960年代には着物でのサービスも

カンタスは12月14日、関西(大阪)=シドニー間の直行便の運航を開始した。同路線は、東京(羽田)=シドニー線、東京(成田)=ブリスベン/メルボルン線に続く、日本とオーストラリアを結ぶ、4番目の路線となる。カンタスグループは、日本=オーストラリア間を結ぶ最大ネットワークを持ち、また、オー酢虎里奈では最大の国内線ネットワークと日本国内ではLCCであるジェットスターが、それぞれ国内を結んでいる。また、カンタスグループの国際線提供座席数の半分は、アジア路線となっている。

  • カンタス航空の主な出来事

    カンタス航空の主な出来事