東京急行電鉄は14日、玉川線開通110周年を記念して運行しているラッピング電車「幸福の招き猫電車」を図柄とした世田谷線散策きっぷを限定発売した。

  • 「幸福の招き猫電車」デザインの世田谷線散策きっぷイメージ。大人用(画像左)と小児用(同右)

9月25日に運行開始した「幸福の招き猫電車」は、世田谷線沿線の名所であり、招き猫発祥の地ともいわれる豪徳寺の招き猫をイメージしたラッピング電車。世田谷線300系1編成(2両)の車両前面に招き猫の顔を描き、車体側面にも招き猫をデザイン。車内の床面には猫の足跡を施し、吊り手にも招き猫の耳と前脚を取り付けた。運行期間は2018年3月末までを予定している。

今回発売する限定デザインの世田谷線散策きっぷでは、この電車の走行風景をイラストで表現。大人用は豪徳寺付近の景色、小児用は松陰神社と三軒茶屋のキャロットタワーをそれぞれイメージした図柄となっている。どちらも世田谷線の現役運転士が描いたという。価格は通常の世田谷線散策きっぷと同じく大人330円・小児用170円で、世田谷線の三軒茶屋駅・上町駅・下高井戸駅にて販売する。販売期間は3月31日までだが、大人用5,000枚・小児用500枚の発行枚数が売り切れ次第終了する。